おはようございます![]()
ぼちぼちインフルエンザも流行り出しましたかね。
うちは一応受験生もいるし、気を付けないと![]()
特に冬休み明けが恐ろしいです![]()
さて読書は帯のコメントに惹かれたこちら
『モンテレッジォ 小さな村の旅する本屋の物語』 内田 洋子
イタリア在住の著者お気に入りのフィレンツェの古書店長が
小さな山村の出身者であり、
昔、村人は本の行商人として生計を立てていたことを知ります。
その村の名は、「モンテレッジォ」
イタリア国内で、まだ本が広く流通していない時代に、
自分の足で本を仕入れ、イタリア各地で売り歩いた
モンテレッジォの人々。
本の行商は、なんの資源も持ち合わせていなかった
村人の生き残る知恵でした。
その後、本で身を立てた村人の中には、
イタリアのみならず、世界各国に散らばり
書店や出版業などで生計を立てる人も出ました。
今では村人が30人余りしかいないこの村に
1年に一度の夏祭りに出身者が一堂に会し、
ブックフェスティバルも開催されて、
本が唯一の宝だった村の歴史を誇りにしています。
山深い村ながら交通の要衝としての地理的特質
活版印刷による出版の技術革新
ナポレオンの台頭による民族意識の高揚
そして庶民の「知」への渇望
それらの要因が絡み合って発展した本の行商業
1冊1冊、どこでどんな本を待っている人がいるかを
知り尽くした行商人は、まさしく本売りの「職人」でした。
その血を引き継いだ子孫たちも、
イタリア各地で書店を開き、本売りとしての矜持を胸に
生き抜いています。
イタリアの歴史を丁寧に紐解き、
モンテレッジォを始め、モンテレッジォの本の行商人の
足跡が残る土地に実際に足を踏み入れながら
綴った「本の歴史」を綴った良書です。
ただ、情緒過多地味の文章が
ちょっと気になりましたが![]()
私はどうも硬質で男性的な文章が好みのようです。
ところで、先日買った『世界のかわいい本の街』の中に
ちゃんとモンテレッジォが載っていました。
1800年代にモンテレッジォの本の行商人が、
イタリア各地にまいた本文化の種が
しっかり根付いて花開いている風景を
見てみたくなりました![]()




