おはようございます![]()
先週、今週と、
家庭訪問や授業参観でバタバタしてます![]()
久しぶりに、お友達とランチもしたし。
忙しいながらも充実した時間、ありがたい![]()
さて読書。
読了するのに時間かかったぁ~![]()
『充たされざる者』 カズオ・イシグロ
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
世界的ピアニスト・ライダーは
ある地方都市の命運をかけた演奏会に呼ばれた。
しかし、その街が抱える問題について全く知らないばかりか、
演奏会のスケジュールすら知らされていない状況。
ただ人々が彼に多大なる期待を掛けていることだけは分かる。
そんな中、街の様々な人々に翻弄されるライダー。
出会う出来事に既視感を感じながら、
おぼろげな記憶が蘇る。
果たして、彼の任務は無事に遂行できるのか・・・。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
いやぁ~、長かった!
しかも、ただただ主人公が街の人々に連れまわされ、
右往左往するストーリーなので、
読者も最初から最後まで翻弄されっぱなし![]()
基本、主人公目線で語られますが、
ライダーがその場にいない時も
彼があたかもそこにいるかのように書かれていたり、
時間的・空間的にも矛盾があったりと
ファンタジー的な要素もありました。
なので、人によっては苦手な作風かも。
実際、賛否両論分かれる作品のようですね。
でも、私は単純に文章に身を委ね、
翻弄されることを楽しめましたよ![]()
登場人物の独白スタイルも健在で、
そこでグッと物語に引き込まれるんですよね~。
充たされない思いを抱えた街の人々の声を聴く。
結局それがライダーに与えられた使命だったのかな。
そして、充たされざる者の声を聴きながら、
実は自分の中の充たされない声を聴くという
内省的な行為につながっていることに気づかされ…。
重要な登場人物として、少年と青年が出てきますが、
それがライダーの少年・青年時代の彼自身に重なるんですよね。
とても不思議だけど、興味深い作品でした。
解説にあるように、
確かに実験的手法を駆使した問題作だと思います![]()

