おはようございます![]()
とうとう11月になってしまいました![]()
今年もあと2ヶ月しかないんだ~![]()
取りあえず来年のカレンダー買ってこないと![]()
さて、最近本当に読まなくなってしまったミステリー。
ですが、この作家さんの作品はよく読んでいます。
この作家さんお気に入りの母から回ってきます![]()
『盤上の向日葵』 柚月 裕子
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埼玉県の山中で見つかった遺体。
一緒に伝説の将棋の名駒が埋まっていた。
その駒を手掛かりに殺人事件の解明に乗り出す
曲者ベテラン刑事の石破と
かつてプロ棋士を目指していた若手刑事・佐野。
日本に現存するその名駒はたった7組。
そのうち行方不明の駒を追っていくと、
将棋界の風雲児と注目される天才棋士に行きつく。
上条桂介。
小学生の時に母を失い、
父親からは育児放棄され不遇の少年時代を送った彼。
そんな彼の拠り所は将棋であった。
将棋の師匠・唐沢との出会い。
大学時代に出会った伝説の真剣師・東明。
2人の男が彼の人生を大きく動かしていく。
東京大学に進学、
その後若手実業家として成功者となった桂介。
しかし、残酷なまでの運命が彼をもてあそぶ。
殺人事件と名駒、そして桂介がつながっていく・・・。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
数奇な運命を背負った1人の青年と
緊迫感あふれる将棋の世界を軸に
物語は進んでいきます。
主人公の幼少時代は胸がふさがる思いです。
親による児童虐待、育児放棄そして貧困。
物語当時は児童虐待法が整備されていなかったので、
家庭に踏み込んで児童を保護するのは
難しかったんでしょうね。
それを承知で桂介に必死に手を差し伸べる
唐沢の姿に思わず涙します![]()
子どもの力ではどうしようもできない運命。
でも桂介が唐沢の思いをしっかり受け止め
成長とともに人生を切り開いていく様子に
読者として必死に声援を送りました![]()
でも、この作家さん、最後の最後まで
桂介に過酷な試練を与えるんです![]()
居たたまれなかったなぁ~。
それにしても、将棋の世界は本当に厳しい!
今は藤井聡太4段の大活躍で熱い将棋界ですが、
プロになるのってほんの一握りのひとだけ。
真剣勝負の対局シーンは手に汗握ります![]()
私って男の勝負の世界に滅法弱い。
しびれましたね~![]()
柚月さんは、女性作家さんだけど、
重たい社会問題を扱ったり、
ハードなストーリーだったり、
硬質な文章だったり、
実に男性的で潔い作風です。
そこも、私好み![]()
秀逸なミステリーを堪能しました。
やっぱりミステリーものは面白いですね!

