こんにちは音譜

 

日曜日に夫はぎっくり腰に叫び

これってクセになっちゃうんですよね。

今年の2月に、その時はスキーのやりすぎでなって…。

今回はなんてことはない拍子になっちゃった汗

 

歩くのも日本舞踊のように、

そろそろとすり足で歩いておりますよ。

本人、とっても辛そうなんだけど、

その様が結構笑えるにひひ

 

 

 

さて、読書の方はお若いこの作家さん

 

『何者』 朝井 リョウ

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

東京都内の大学に通う拓人はただいま就活中。

同居人の光太郎と

光太郎の元カノ・瑞月、

瑞月の友人・理香、

4人で情報交換しながらそれぞれ就活に奮闘している。

 

就職活動には関心がない

拓人の劇団仲間だったギンジや

理香の同棲相手の隆良の存在も気になるところ。

 

ツイッターな2ちゃんねるの情報に翻弄されながらも

自分の依って立つところを見つけようと

必死な大学生たち。

 

自分は何者なのか?

自分は何者かになれるのだろうか?

 

就職という人生の岐路に立っている

センシティブな若者の深層心理に迫る・・・。

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

正直、若い作家さんって「軽い」とイメージが強く、

この本も読みたいと思ってはいましたが

あまり期待していませんでした。

 

実際、序盤は今どきの就活状況に

ついて行けなかったし、共感するところがなくあせる

 

エントリーシートって何!?

Webテストって何なんですか!?

今どきの大学生って就活に名刺を作るの!?

 

 

でも、読み進めていくうちに、

ザワ~っと背筋に冷たい感覚が来る。

 

確かに、ツイッターとかFB、ブログと言ったSNSの台頭は

最近の話だろうし、

それによってより一層、気持ちが乱されるっていうのは

あるとは思うけど、

 

人の目を常に気にしながら、

自分を少しでも良く取り繕おうという心理は

いつの時代のどんな人にも身に覚えのある事。

 

人間の欲とか、妬みとか嫉妬とか、恨みとか、

ドロドロとしたどす黒い感情。

 

 

それを朝井さんは、SNSというアイテムを使って

実に明確に鮮明に浮き彫りにしているんですよね。

 

とても、若い人たちだけの話じゃないと思いました。

だから背筋に冷たいものを感じたんですショック!

 

 

力のある作家さんに、歳は関係ないですね!

読む前と読み終わった後では、

朝井さんへの評価、まったく変わりましたアップ

 

 

人間のどす黒い感情が満載の内容だけど、

そんな感情を持て余している人も、

必死に生きているんだという救いもあって。

 

それまた真理ですよね。

 

人の生き方に何が正しくて

何が間違いかなんて、一刀両断的に言えないもの。

 

 

みっともなくても、必死に生きる人たちへの

最大級の応援歌。

 

そんな1冊でしたニコニコ