おはようございます![]()
今日も朝っぱらやられました、Jアラート![]()
忙しい時間にホント、やめて欲しいわ![]()
二度目ともなると慣れたもんで、
テレビはすぐ付けたけど、
情報を聞きながらそれぞれ身支度を普通通りに。
かえすがえすも、このJアラート、意味あるのかな![]()
さぁ、気を取り直して読書です![]()
『嗤う伊右衛門』 京極 夏彦
ブロ友さんおススメのこちらを読了です。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
今まで一度も笑ったことのない、
生真面目なことだけが取り柄の浪人の伊右衛門。
彼の元に、民谷家の一人娘・岩への婿入りの話が舞い込む。
しかしその岩、以前は美しい娘であったが原因不明の
病にかかり、疱瘡でその顔は醜く崩れていた。
その容姿ゆえ、伊右衛門を慕いつつも素直に心開けず、
伊右衛門もそんな岩を愛おしく思いながらも接し方が分からずに
二人の間には埋めがたい溝が出来ていく。
謎の岩の病の真相
岩の父・又左衛門の上司による悪行の数々
伊右衛門の知合い直助の妹の自殺
岩と伊右衛門は自分たちには
まったくあずかり知らない陰惨な事件によって
運命を翻弄される。
最後に嗤う伊右衛門。
岩と伊右衛門の愛は成就するのか…。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
余りにも有名な「四谷怪談」のお岩さん。
そのストーリーとは全く別物です。
これほどまでに美しく切ない愛憎劇として
描き直せるなんて![]()
初読みの京極夏彦さん。
最初は正直言って、読みなれない言い回しや
読みづらい名前や漢字に息切れしそうになり
読むスピードはゆ~っくり![]()
でも、
最初から最後までしっとりと湿り気を含んだ陰鬱な空気感と、
視界を遮る霞を振り払いながら先に先に読み進めたくなる
読者の心理をうまくつかんで離さないスピード感。
なかなか両立しない二つの要素をバランスよく配した筆力、素晴らしい![]()
ページを経るごとに読むスピードは加速しましたよ![]()
善と悪
美と醜
愛と憎
一見相反するように見えるものが
実は背中合わせであり、
人の心は一刀両断に割り切れるものではないという
世の中の矛盾やはかなさを巧みに描き出しています。
やりきれない話の連続なんですが、
特にお岩がなぜそんな面相になってしまったのか、
その真相が一番切なかったなぁ![]()
たしかにブロ友・Pさんの言う通り、ハマる作家さん!
他に類を見ないタイプかも。
文体によるところも大きいのかも知れないけど、
怪しげで残酷だけど美しく艶めいている。
是非他の作品も読んでみたい![]()

