こんにちは音譜

 

今朝長女が頭が痛く吐き気がすると…。

1週間ほど前にも同じような症状を訴えたので、

もしかして熱中症?

 

念のため病院へ行ったら、

頭痛の症状を重く見た先生の判断でCT撮影。

幸い脳には異常なかったから良かったけど、

思わぬ出費ガーン

 

そんなにお金を持って行ってなかったから、

会計の時に金額聞いてビビったあせる

ギリギリ払えました…。

 

 

 

 

 

さて、今回の直木賞受賞作を読了本

 

『月の満ち欠け』 佐藤 正午

 

名前すら知らない作家さん。初読みです。

 

 

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小山内堅は15年前に妻と娘を交通事故で亡くしていた。

その娘の名は瑠璃。

 

彼はある母娘と会うことになるが、初対面なのに、

7歳の娘・るりは小山内との記憶を語り始める。

彼とるりとの関係は?

 

一方、50代の三角哲彦は、

30年以上前に正木瑠璃という女性と恋に落ちる。

しかし彼女は突然不慮の事故でこの世を去る。

 

死んでも必ず生まれ変わってあなたの前に現れる。

三角にそう語っていた瑠璃。

 

正木瑠璃の記憶と思いが、

命を超えてつながっていく。

 

月の満ち欠けのように…。

 

 

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最初はまったく状況が読めない場面から始まります。

そこに集まっている人たちの関係性がまったく分からない汗

 

時間的にも場面によって、行きつ戻りつ。

 

ネタバレになるからあんまり詳しくは書きたくないけど、

ある女性の生まれ変わりの話。

4代に渡る命のリレー、しかもどの女性も短命なので

15年間という短い期間の話だから、とっても入り組んでるショック!

 

生まれ変わった先も、まったく縁のない人の元じゃないから、

登場人物の相関関係も混乱しちゃう。

 

でも、話が先に進んでいくにつれ、

どんどん目の前の霧が晴れていくかのように

物語の全貌が見えてくるビックリマーク

 

一つの地点に収れんしていく様はお見事アップ

 

 

ひとりの女性の生まれ変わりのお話だったはずが、

実は別の女性の生まれ変わりも予感されて。

とてもドラマチックなストーリーになっています。

 

 

 

ストーリーも実に素晴らしかったけど、

文章も素敵な作家さんでした。

 

心理描写や状況描写が細やかで丁寧。

文字であらわされた世界が、

ごく自然に頭の中で形を成していくのは筆力の高さゆえ。

 

もっと他の作品も読みたくなる作家さんですニコニコ