おはようございます音譜

 

 

そろそろ夏休みも終わります。

小学校は今週金曜日から始まりますよ。

 

今年の夏は肌寒い日ばかりで、

次女は海に行きたいと騒いでいたけど、

結局一度も行けずじまいです。

 

海があまり好きではない私は、ホッ、ですけどべーっだ!

 

 

 

 

さて、大好きな村上春樹さん読了ですパー



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『海辺のカフカ』 村上 春樹

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

世界でいちばんタフな15歳になるんだ。

 

そう心に決めて家出をした僕、田村カフカ。

 

4歳の時に最愛の母に捨てられた彼。

抑圧的な父との二人暮らしに絶望した彼。

心に大きな闇を抱えたまま誰にも頼らずに

生きていくことを決心したのだ。

 

彼が向かったのは四国は高松。

運命に導かれるようにある図書館に向かう。

 

 

一方、戦時中謎の病におかされた初老のナカタ。

過去の記憶と読み書きの能力を失ってしまった彼は、

ある日、自分の意思に反して見知らぬ男を殺めてしまう。

その男とはカフカの父親であった。

特殊な力を持っているナカタは、

目に見えない力に命じられるまま高松に向かう。

 

田村カフカとナカタ。

 

まったく接点がない二人が、ひとりの男の死でつながり、

縁もゆかりもない高松という地に導かれる。

そこには謎めいた女性と入口の石が…。

 

 

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 

 

本当に私は村上春樹の代表作を

ことごとく読んだことがないんですあせる

 

でも、これからまだまだ読む本があると思うと、

ワクワク、得した気分ニコニコ

 

 

やっぱり、この本も村上文学でしたね~。

 

 

ストイックでスマートな主人公

高尚な(私からしたら)音楽と文学の陳列

濃密な性描写

 

短期間のうちに何作も村上作品を読んでいると、

その作風に既視感は否めませんが、

どれもなくてはならないアイテムばかりです。

 

 

そしてどの作品にも共通しているのは

文章の美しさキラキラ

 

読み手の意識は、彼によって紡がれた

美しい文章に身を委ねるだけで

どんどん前へ運ばれていきます。

 

つまり何も考えずとも

物語の中に入って行けるんです。

それって、なかなか体感できませんよ!

 

 

 

15歳という肉体的にも精神的にも

非常にセンシティブな年頃の少年の成長譚。

 

そう簡単に言ってしまうには、深すぎます。

 

 

平凡な物語になっちゃうと、

4歳の時に母親に捨てられ、

その後の父親との生活にも愛を見いだせず、

そんな心の葛藤の元に家出して、

母親と再会して母を許して再出発…、

みたいな感じになっちゃうところだけど、

 

そこは稀代の大作家、村上春樹。

 

彼の言葉を借りると、

意識をくぐらせて「物語」にしてるんですよね。

 

 

 

カフカ少年と、ナカタの動きが

交互に描かれているんだけど、

私は純朴なナカタの章がとても楽しかった。

ナカタと星野青年のほのぼのとした

やり取りは秀逸でしたアップ

 

 

15歳のカフカ少年のその後も見てみたい!

でも春樹様はそんな野暮な続編は書かないよねあせる