おはようございます![]()
そろそろ夏休みも終わります。
小学校は今週金曜日から始まりますよ。
今年の夏は肌寒い日ばかりで、
次女は海に行きたいと騒いでいたけど、
結局一度も行けずじまいです。
海があまり好きではない私は、ホッ、ですけど![]()
さて、大好きな村上春樹さん読了です![]()
『海辺のカフカ』 村上 春樹
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世界でいちばんタフな15歳になるんだ。
そう心に決めて家出をした僕、田村カフカ。
4歳の時に最愛の母に捨てられた彼。
抑圧的な父との二人暮らしに絶望した彼。
心に大きな闇を抱えたまま誰にも頼らずに
生きていくことを決心したのだ。
彼が向かったのは四国は高松。
運命に導かれるようにある図書館に向かう。
一方、戦時中謎の病におかされた初老のナカタ。
過去の記憶と読み書きの能力を失ってしまった彼は、
ある日、自分の意思に反して見知らぬ男を殺めてしまう。
その男とはカフカの父親であった。
特殊な力を持っているナカタは、
目に見えない力に命じられるまま高松に向かう。
田村カフカとナカタ。
まったく接点がない二人が、ひとりの男の死でつながり、
縁もゆかりもない高松という地に導かれる。
そこには謎めいた女性と入口の石が…。
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本当に私は村上春樹の代表作を
ことごとく読んだことがないんです![]()
でも、これからまだまだ読む本があると思うと、
ワクワク、得した気分![]()
やっぱり、この本も村上文学でしたね~。
ストイックでスマートな主人公
高尚な(私からしたら)音楽と文学の陳列
濃密な性描写
短期間のうちに何作も村上作品を読んでいると、
その作風に既視感は否めませんが、
どれもなくてはならないアイテムばかりです。
そしてどの作品にも共通しているのは
文章の美しさ![]()
読み手の意識は、彼によって紡がれた
美しい文章に身を委ねるだけで
どんどん前へ運ばれていきます。
つまり何も考えずとも
物語の中に入って行けるんです。
それって、なかなか体感できませんよ!
15歳という肉体的にも精神的にも
非常にセンシティブな年頃の少年の成長譚。
そう簡単に言ってしまうには、深すぎます。
平凡な物語になっちゃうと、
4歳の時に母親に捨てられ、
その後の父親との生活にも愛を見いだせず、
そんな心の葛藤の元に家出して、
母親と再会して母を許して再出発…、
みたいな感じになっちゃうところだけど、
そこは稀代の大作家、村上春樹。
彼の言葉を借りると、
意識をくぐらせて「物語」にしてるんですよね。
カフカ少年と、ナカタの動きが
交互に描かれているんだけど、
私は純朴なナカタの章がとても楽しかった。
ナカタと星野青年のほのぼのとした
やり取りは秀逸でした![]()
15歳のカフカ少年のその後も見てみたい!
でも春樹様はそんな野暮な続編は書かないよね![]()

