こんにちは![]()
今日は次女が学校行事でジュニアコンサートに行きます。
キタラで札響オーケストラが聴けるんですよ~。
素敵なイベントですよね![]()
お昼は中島公園でお弁当を食べるんですって。
朝からとってもテンション高い娘でした![]()
さて、私もかなりテンションが高くなる本を読了![]()
『みみずくは黄昏に飛びたつ』 川上未映子・村上春樹
聞き手・川上未映子さん
語り手・村上春樹さん
大物作家さんに、
本物の作家さんが、
本気で突っ込んでいく![]()
川上さんの本気度がもう尋常じゃないんです。
食らいついたら、絶対離れない!っていう執念![]()
いち読者としての村上作品への思い入れも
ハンパじゃない川上さんの熱さと、
すんごくクールな村上春樹さんのギャップも笑える![]()
書き終わったらほとんど忘れちゃうっていう村上さんに、
川上さんが詳しく村上さんの作品の内容を教えてあげてる。
最新刊の『騎士団長殺し』の登場人物の名前すら、
村上さんは忘れていて、川上さんは仰天してました(笑)
あと、『騎士団長殺し』で出てくる「イデア」「メタファー」
物語の中では結構重要なワードだと思うんだけど、
その言葉も語感的に良いと思って使っているだけで
深い意味はないって…。
それに対して、
川上さんはいわゆるプラトンが唱えている
「イデア」「メタファー」のことだと思って、
プラトンの本を事前に読んできたのに、
このインタビューではまったく無意味だったという(笑)
-わたしは今、村上さんの自由さに震えています-
川上さんの魂の叫びに爆笑してしまいました![]()
作品の登場人物のように、
実にクールで飄々としている村上さん。
だから、村上さんがデビューした当時は
文壇まだ熱き頃、批判も大きかったんでしょうね。
なにコイツ、すかしてるんだよ!って。
でも、「文章」への思い入れは熱い春樹さま。
小説は文章、文体がすべてだと言い切ります。
小説的な面白さとか、構築の面白さとか、発想の面白さというのは、
生きた文章がなければ上手く動いてくれません。(中略)でも、多くの作家は、発想とか仕掛けが先にあって、文章をあとから持ってくる。
うん、とってもよく分かります!
っていうか、歳を重ねるにつれて
私も読み手として、その感覚を実感します。
確かに最近の作家さんって、
ストーリーの組立とかすごく上手だし、
物事の切り取り方とかにひとひねりあって面白い。
でも、そういう作品って読んでいる時は面白いけど、
すぐ忘れちゃうし、もう一度読みたいって思わないですね。
だけど、文章が上手な作家さんの作品って、
書かれている文字に身を委ねているだけで至福だし、
何度もその美しい文章に触れたいって思います。
いろんな小説の楽しみ方はあるだろうけど、
少なくても私が村上作品に惚れているのは「文章」だな![]()
村上さんの文章の美しさを際立たせているのは
なんといっても「比喩」ですよね。
その比喩も、滑らかに出てこないとダメだそうで。
「う~ん」と考えて比喩をひねり出すようじゃ、
その文章は死んでしまうそうです。
だから、村上さんの比喩はごくごくナチュラル。
もう一つの比喩の極意は、
喩えられるものと喩えるものとの
程よいギャップ、距離感だそうです。
あんまりその距離が近すぎても遠すぎてもいけない。
なるほどぉ~![]()
もうひとつひとつ、感心しまくりですよ(笑)
村上春樹に興味がない人が読んでも、
物書きさんってすごいなぁ~と実感する1冊。
村上春樹さんはもちろんすごいけど、
川上未映子さんも本当にすごい作家さんだと思いました!
物語を書く人って、
無から有を生み出す人って、
やっぱり凡人じゃありません![]()
