こんにちは![]()
早いものでもう10月。
今年も残すところ3か月しかない![]()
あれほど暑い暑いと辛かった夏の日も過去のこと。
今はトンボが飛び回り、朝夜の冷え込みがキツイ秋になりました。
北海道は雪虫が飛びはじめ、
初雪の便りももうすぐ届くことでしょう。
さて、気になっていた本をパラパラと読んでみました。
『不道徳教育講座』 三島 由紀夫
内容と言えば、タイトル通り、
不道徳な行いを推奨する事柄を書き綴ったものです。
「教師を内心バカにすべし」
「おおいにウソをつくべし」
「友人を裏切るべし」などなど・・・。
なかなか斬新!
逆説的な物言いから見えてくる真理。
やっぱり日本文学史にその名を残す文豪ですね。
実は、三島由紀夫の小説は読んだことはありません![]()
ただ、『金閣寺の燃やし方』 酒井順子の中で、
三島由紀夫の『金閣寺』が取り上げられていたので、
興味深く読んだことはあります。
三島由紀夫と言えば、
センセーショナルな自死を遂げたということくらいしか
イメージがなかったんですが、
いいとこの坊ちゃんで、かなりのエリートだったようですね。
特に『金閣寺の燃やし方』では
同じく金閣寺をテーマにした、『金閣炎上』の水上勉が
貧乏人で苦労人だったとの比較から、
三島由紀夫という人の脆弱性が印象的でした。
自惚れとは、一つのたのしい幻想、
生きるための幻想である。
誰も傷つけないし、迷惑もかけないから
どんどんすべしと著者は言います。
同じ服を着ていても、自分よりも美しい女性に出会おうとも、
「なによ、私の真似して同じ服着て!似合わないくせに!」
と言い放たれるくらいの自惚れ屋であるならば、
何も気に病むことはなく、精神衛生上よいと。
その通りですね~。
自惚れって、あまり良い評価は与えられない。
特に日本人として謙遜が美化される世間においては、
目からウロコの発想ですよね![]()
人と違う見方ができる、
そのことこそが凡人ではない証拠でしょうか。
たくさんの命題について書かれています。
気が向いたときに、
または社会の常識というものに息苦しくなったときに、
ぱらぱらと気になるテーマを読んでみたい
そんな1冊です。
