「無垢な信頼心は、罪なり」



これは『人間失格』 太宰治の中の一節ですが、


私はこの一文に強く打ちのめされました・・・。



自分が経験した失敗の中で学んだ、一番痛烈な教訓だからです。



私は頭に「馬鹿」がつくほど、世間知らずです。

はい、しっかり自覚しております、こんないい年をしてお恥ずかしいですが・・・。


なので、不用意に相手を簡単に信頼してしまうことが多々あり、

いつも思慮深い友人だとか、夫にその点をたしなめられています。



でも、なんと言いましょうか、


人を疑うことを

恥ずかしいというか、

人間として汚らわしいというか、

寂しいというか、


良しとしない自分がいるのです。



もう、それは理屈ではなくって

私の両親もまったく人を疑うことのしない人たちなので、

環境が私の無防備な信頼心をつくってしまったのだと思います。



人を疑わない、それが美徳だとずっと思って生きてきましたが、




さすがに、人生そればかりでは渡っていけないと悟り始めました。



無垢な信頼心は、

自分に災難が降りかかってくるだけではなく、

周りの人間も大きく巻き込む大騒動に発展することが少ないのです。


経験上・・・。



本当に、『無垢な信頼心は罪なり』です。




そんなトラブルを回避するには、

人を疑って、適度の距離を取ることが肝要なのでしょうね。



まったく世間知らずで、無知な私でも

痛い思いをしながら少しずつ学習しています。



そんな私には耳の痛い言葉でした。



きっと私の座右の銘になることでしょう、



『無垢の信頼心は罪なり』