金曜日のニュースで


インドのマイクロファイナンスの小口融資が

存亡の危機にあるニュースが出ていた。



小口融資とは、

途上国や、貧困者向けの融資のこと。




金利は、25%や50%とも言われている。



ではなぜ貧困者は高金利の貸金業者を利用するのか?



その理由は、
貸金業者は手軽に利用ができるから。

融資を受けるための手続きは簡単で


申請書類の作成もなく


すぐに現金を得られる。



貸金業者はすぐ近くにいて、旅費がかからず、


必要なときにすぐ頼ることができる。




それに比べて銀行は

しっかりとした教育を受けていない


貧困層は、窓口で相手にされない現状や、



銀行口座を開設したり、


貸付を受けるための公的書類が必要など


たくさんの手間がかかる。



口座維持手数料なども、


貧困層にとって苦しい。




金利の高い理由には、


中長期間にわたり貸付を行うことはまれで、

ほとんどが数週間から1年間。

超短期間で、一日から数週間だが、



貸付のリスクが高く、

小口の貸付には手間がかかること。


また、借りる側が、

十分な教育を受けてないことや

金利などの知識も低い


などの理由もあり、


金利が非常に高くなっている。



もともと

貧困で借りている彼らが、

高い金利支払える能力もあるわけがなく、

貸金業者への依存から抜け出せない。



貸付の担保として土地を設定し、

返済不可能な高利で貸付を行い、

土地を奪うケースもある。



土地無し農民の場合は、

借金が返済されるまで

長期間の労働を求められ、



返済が完了するまでは、

その土地(農園)から離れられない。



父母や祖父母の代の借金によって

当該農園に縛り付けられている

農民が多数存在しているといわれる。


日本では考えにくい現状ですね。