我が家では土日に一週間分の食材をまとめ買いする。
土曜日はカルフールで肉やパスタなどを、日曜日にはCEAGESP(通称セアザ: 公設市場)で野菜や果物を買う。
セアザは平日は卸売市場、土日の午前中は小売りをやっている。家から車で片道小一時間と少し離れているが、街中のフェイラ(小規模市場)よりも新鮮で種類も豊富、価格も少し安いため、気に入っている。

外出自粛が始まってからは、専ら買い物は夫の担当となり、欲しい食材のリストを渡して買ってきてもらうようになった。
初めは夫も戸惑っていたものの、徐々に野菜の良し悪しなど見分けられるようになってきた。
しかし困るのが買ってくる食材の大きさである。

ブラジルの野菜や果物は日本のそれらに比べて大きい。
ピーマンやナスは大きなもので4倍ぐらい、ほうれん草も丈が2倍ぐらいあり、ほどほどの大きさの物を選ばないと使い切れなくて捨てることになってしまう。
また、果物も熟したものばかり選ぶと木曜日辺りには傷んでしまうため、半分はまだ熟していないもの取り混ぜるよう伝えている。

が、何度も伝えても、大人の頭ほどの立派なピーマンや食べ頃のマンゴーを見つけると思わず選んでしまうらしい。
やったー!とでも思ってしまうのだろうか。

昨日も、大きな完熟パパイヤを3つと、大根ほどの太さのズッキーニを誇らしげに見せてきた。
いや、だから大きすぎるから。
パパイヤは自己責任で何とか処理してもらうが、ズッキーニは…。
瓜系の野菜はそんなに使い勝手が良くないので、一番困るのである。