我が家の子供は慢性的な便秘である。
2人とも離乳食が進んだ頃から、一日に1回が二日に1回になり、二日が三日に…と、ひどい時は五日ぶりということもある。
五日も間が空くと、溜まりに溜まっているのでとても痛がる。乳児の頃は本人は訳が分からないから、いきみながら泣き叫ぶ様はとても可哀想で居たたまれない。

日本では離乳食といえば米の薄い粥からスタートし、アレルギーを気にしながら一つずつ食材を試していくが、ブラジルでは初めから芋類やパスタ、肉、野菜などをペースト状に混ぜた物を与えるそうだ。

スーパーでも”鶏胸肉&野菜“とか“パスタ&肉&野菜”と書かれたネスレの離乳食ペーストを見かける。
当地の小児科医によれば、米というのは便を固めてしまうらしい。リンゴやバナナも便を固める性質があるという。
便秘を改善するには、水分を取ることと、食品は葉物野菜やプルーン・パパイヤ・アボカド ・オートミールが良いとアドバイスされた。

さて、恥ずかしながら日本に居た頃は米が便秘の一因などと聞いたことがなかったので驚いたが、やはり日本人としては、心情的に離乳食に米粥は外せない。

薬には頼りたくないので、食品やお腹のマッサージでなんとか開通させたいと思い、指示された食品に加え、納豆やブロッコリー等も試したが、どれも最初の頃は出るものの、慣れてしまうと効果が無くなってきてしまう。
上の子は身体の成長と共に便秘も改善してきたが、離乳食中の下の子は早くも野菜・プルーン・パパイヤ・アボカド ・納豆・オートミールでは出なくなりつつあり、現在は少量のオリーブオイルを粥に加えて食べさせ、お通じを良くしている。
これでオリーブオイルの効果が無くなってきたら、もう次の打つ手が思い浮かばず、悩ましいところである。