シンガポールからごきげんよう、リーダー(さくら)です!

 

(このブログは世界各地に散らばった仲良し3人組のニンジャガールズが、交換日記形式で書いていくブログです)

 

 

 

 

 

虹虹虹虹虹

 

 

 

 

 

ロングからバッサリ切って、久しぶりのボブに!

 

今やもうあの時代を知らない読者さんの方が多いと思うけど、アタシ、このブログを始めた頃は似たようなボブだったのよね。

 

お久しバブリー!アップアップって感じ。

 

 

 

 

髪を切ったのにはいくつか理由があるんだけどね、一番大きいのは

 

 

 

 

「喫茶&スナック夜間飛行」をやってた自分との、完全な決別

 

 

 

 

 

かもしれない。

 

正直ね、あの店に立ってる間は、フェミニンなルックスでいることが、ビジネス的な正解だったの。

 

髪を伸ばして、いつもの体重からマイナス8キロを保てば、こんなアタシでも「美人ママ風」に見えちゃうわけで。

 

あの頃はいつも、女なのに女のお芝居をしてた。

 

 

 

 

髪の毛も服も体型も話し方も全部、「こーゆーのを求めてるんでしょ?」ていうのが、判断基準になっててさ。

 

女らしく見えるアイテムを、とりあえず沢山くっつけて、それらしく演出してね。

 

夜間飛行という店の世界観に人を引きずりこんでいくアイテムとして、自分自身を活用してた気がする。

 

まー、そこまでしてあの店のために頑張ってたってこった。

 

 

 

 

あの頃はとにかく、背負ってるものが多すぎたな。

 

店を閉じてからは、背負ってるものをひとつひとつ下ろして、身軽になっていったんだ。

 

最後まで残ってたのが、この長い髪。

 

何ヶ月か悩んだけど、切って正解だったと思う。

 

 

 

 

「断髪式」で美容師さんに手渡してもらった、30センチを超えるアタシの毛束は、想像以上に生々しかった。

 

妖しく光っていて、そこにあるだけで何かを語り続けているような、不思議な生命力に満ちていた。

 

なるほど、アタシはこういうものに宿る魔術までもを駆使して、タフなミッションをこなしてきたんだなと思ったよ。

 

 

 

 

でもね、アタシ、もう妖術を使わなくても生きていけるんだ。

 

たぶらかすことも、かどわかすこともなく、ただアタシは今ここでちゃんと人と繋がることができる。

 

地味かもしれないけれど、さっぱりと健やかに、心地良く存在することができる。

 

 

 

 

お疲れ様、アタシの長い髪。

 

一世一代の名芝居、実にお見事だったよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

from SAKURA, with love.