今日は二回目の調停日。


「大丈夫!」って自分には言い聞かせても

やっぱり気が重い。


家庭裁判所に入って待合室で1時間待ち。

「今日は長いなぁ…」


そのうち調停員が迎えに来てくれたので部屋に入室。

「ごくろうさま」

最初は愛想が良かった調停員。


調停員は二人いて一人は男性、一人は女性なんだけど、

この女性の調停員がなかなかエモーショナルな女性で、

のっけから「あたなは父親としての自覚がない!」

と。

まだ妻が同居していたときの細かいことを相当話したらしく

出産の時にこんなこと言われた とか

ケンカした時にこんなこと言われた とか

それを全部鵜呑みにして

激怒してる…というか教育番組の着ぐるみが「プンプン!」って言っているような

微妙な怒りをあらわにしだした。


全部その前後があって、言い訳はたくさんあるんだけど、

「離婚したい理由はそういう細かいことが少しづつ積み重なってストレスに耐えられなかった」

と言われたら、なんかしょーもない気分になった。


まぁ、でも男性の調停員のいなしもあって

最終的には「こんな子煩悩でいいパパなのに、もったいない」って印象で落ち着いたみたい。

とにかく表情がコロコロかわる調停員だ。


調停員って弁護士マークつけてるから

いちおう弁護士資格をもった人なんだろうと思うんだけど

なかなか良い意味でも悪い意味でも人間的だ。

お役所っぽくない。

「私たちは平等にお互いに接して調停します」とか言うけど

ぜんぜん平等に思えないし、

私見もすごく入ってる気がするし、

人情家っぽいし、感情的だ。


おじさんの調停員の方も

「まぁ、仮にこの後、もっとあなたにふさわしい素敵な人が現れるかもしれないし。

おっとコレは不適切発言だな。」って。オイオイ。


人間っておもしろい。


まぁ、結局彼女は離婚したい意志は固そうで

またイロイロ要求を出してきているようで

状況はぜんぜんイケてないが、

今日の一日が済んで、とりあえず「ホッ」とした。


帰り際にそのおばちゃん調停員が

「今日は冒頭から私が怒っちゃってごめんなさいね。

女性として、妻として、ちょっと奥さんに同調しちゃったの。

でもアナタに良くなってほしい愛情からなのよ。

気分を害したでしょうから忘れてください」

と。

忘れられるか! とも思ったけど

なんとなく人間的に素敵だと思った。


でも問題も山積。

また明日からガンバるぞ。


うぅ…

明日はいよいよ 第二回調停の日だ。


前回は離婚に至る時間的経緯の説明と

まだ妻が「ぜったいに別れたい」という意志確認だけだった。


宿題(?)に

「もし別れないとしたら、どういう生活を描いているのか?」

「別れる条件は何か?」

を考えて来い、とのことだった。


ほぼ一ヵ月半考えたけど、

やっぱり今のままでは離婚できない、という考えに到ってしまう。


だって子供もいるのに まだ妻から切り出された

離婚の理由が

「玄関の鍵を閉めない」

「網戸を取り付けてくれない」

「部屋が狭い」

などなど じゃ、はっきり言って 浮かばれないよ。


たしかに部屋は狭いけど

オレの月収じゃ、なんとかローン組めるのはこれくらいだったんだし

最初からわかって結婚してるわけだし。

将来ずっとココに住むわけじゃないし。


結婚なんて お互いの意思でするものだから

相手に離婚を想起させたのなら

オレもぜんぜん悪くないとは言わないが、

子供もいるんだから

少しは大人になって考えてほしい。


明日は会社を休んで、朝から調停モードにしっかり用意をする予定だったのに

会社の会議でどうしても抜けられないこと頼まれて

調停の時間だけ 会社を抜けることに…


そんな状況で大丈夫かなぁ。

調停員も鬼じゃないんだし、

こんな離婚理由と条件が良識的に通るとは思えないけど

やっぱりストレスっちゃー、ストレスです。


昨日の夜中にめずらしく、まだ妻からメールがあった。


「あんた昼に何食わしたのっ!」のっけから怒号。

「はぁ?」早めに床に入っていたので、やや寝ぼけて電話に出るオレ。


「息子がさっきからゲーゲー吐いてるのよ!昼に何食わしたの!」

「だ、大丈夫か?」彼女のヒステリーにはいい加減慣れてきたオレは

自分までヒートアップしないように、声のトーンを落として話すようにする。


「大丈夫か、どうか、わかんないから聞いてんのよ!何、食わしたのよっ!」

「えーと、タマゴのサンドイッチと、バナナのサンドイッチ」

「あなたが作ったの?」(もう鼻息すら聞こえてきそうな勢い)

「弟の嫁さん」

「…それから?」

「あと…、リンゴをあげたけどかじっただけ。あ、ブルーベリーかな。」

「オヤツは?」

「タマゴボーロと、なんか"はと麦"のパフ? ねぇ、どんな状況なんだよ?」

「だから吐いてるって言ってんでしょ!」

「変なモノは食わせてないよ。」

「じゃぁ、やっぱり風邪かしら…。だから外に出したくなかったのよ!」


「でも、今日はとても元気だったぜ」

「元気に見えても、子供はすぐ熱が出たりするのよ! 私、言ったでしょ!風邪気味みたいって。

 なんで早く帰さなかったのよ!」


確かに帰すのは夕方17時50分になってしまった。


「そんな怒鳴るなよ。急に体調が悪くなるなら、オレのせいとも限らないだろ?」

「体調悪いって言ってるんだから、考えて行動してよ! 息子がかわいそうでしょ!」

「おい、いい加減にしろよ! そうやって自分だけの所有物みたいに言うなよ!

 オレの息子でもあるんだぜ、心配ないわけないだろっ!」

ついにオレも、彼女のヒステリーな「あなたが悪い節」にキレる。


「あなたとケンカしてる状況じゃないって、わからないの! 息子が今大変なのよ!」

「最初っからケンカ吹っかけてきたのは、そっちだろ! オレだって心配だから様子を聞いてるんだろ!

 それをなんだよ! お前には誠意ってもんがないのか?」

「誠意ね、はいはい、ありがとうございましたっ! コレで満足!?」

「お前、アホか! とにかく、そんなに状態がヒドいなら病院連れてけよ!」

「こんな時間から連れて行けるワケないでしょ!」


彼女がオレと一緒に東京に住むのをイヤがったとき、オレが

「こっちなら歩いていけるところに総合病院が3つもあるんだから安心だろ」と言ったら

「バカにしないでよ!あっちにだって病院くらいあるわよ!ヘリコプターが緊急に時はきてくれるんだから!」

…どんな田舎だよ。

そういってたのに、このザマだ。


「明日連れて行きますから、ご心配なくっ!」

「君は忘れてるかもしれないけど、オレも息子の父親なんで心配なんでね! 病院行ったら連絡ください!」

「はいはい、そうしますよ! はい、さようならっ!」ガチャン。


その後、オレは息子が心配でしばらく眠れなかった。

乳児の嘔吐症状についてネットをチェックしたり、

弟に同じものを喰った従弟は大丈夫か確認したり、

気が付いたら2時…「明日の早朝マラソンは中止だな。」


今朝になって、まだ妻から「おかゆ食べてる」とメール。

あいかわらず、そっけないメールだが、

とりあえず一安心したら涙が出てきた。


つい、まだ妻にも「怒鳴って悪かった。君も心配だったんだよな。」みたいな

メールを打ってしまう。


それにしても無事でよかった。


…が、明後日の離婚調停は荒れそうだ。




今日は息子と会える日!

なんだかんだと理由をつけられて3週間ぶりの面会日だ。


でも、3週間ぶりだから、正直不安…。

人見知りされたら、けっこう傷つくよなぁ、オレ。


いかん、いかん!

余計な心配するのはヤメよう。

なにしろ、やっと会えるンだから。


いつもの待ち合わせ場所で、まだ妻の彼女を待つ。

いつも10分から15分遅れるけど、まぁ、幼児の外出だからしょうがない。

いつもは抱っこで連れてくるが、

今日はベビーカーごと連れてきてくれと頼んだ。


まだ1歳4ヶ月の息子は、やっぱり母親のおっぱいから離れづらい。

以前、まだ妻に「こんなにイヤがってるのに連れて行くの!?」

「それがこの子のためだとでも言うの!?」とツメよられた。

そりゃ、1歳くらいの子供なら、母親の抱っこから離れる時はちょっとぐらいグズるだろう。

しかも起きたばかりで、まだ眠いかもしれないのに。

オレと二人になれば、すぐご機嫌になるクセに。


でもベビーカーだと比較的スムーズに引渡しが完了する。


「朝から洟が出てるから…あんまり外に出したくないんだけど」

オイオイ、冗談じゃないよ。

先々週もそういって約束をキャンセルされたっていうのに!

「あーハイハイ、早くに帰すよ」

ややウンザリ気味に言って駅に向かった。


まだ妻の実家は、オレが住んでる都心から遠い。

片道1時間以上電車でかかる上に、1時間に3本くらいしか電車が来ない。

つまり

朝の10時にまだ妻の駅で待ち合わせて

それもグズグズと理由をつけられると電車に乗れるのが11時前。

夕方5時に帰すには、オレの部屋を3時半には出ないといけない。

つまり実質3時間くらいしか遊べないのだ。

それがひと月に2~3回。


あまりにも寂しい。


しかも、出て行ったのはまだ妻の勝手だというのに、だ。


とにかく、今日は息子と1ヶ月違いの同い年の従弟と久々の再会をした。

弟の家でふたりでおもちゃで遊んでる姿はほほえましい。


せっかく同じ年の従弟がこんなに近くにいるのに、

めったに会わせてやれないと思うと、これまた哀しくなる。


ほぼ同じ月齢のコがいるいと、いろんな意味で刺激になるのか

今日の興奮ぶりはメチャすごい!

「あれ?体調悪いンじゃなかったっけ?」と言いたくなるくらい。

奇声をあげて、おおはしゃぎしている。

小さいけれどインテリ風情な従弟にくらべ、

とにかくカラダも大きく力任せのオレのチビスケ。


それがまた、かわいいんだ。


また会うのが先になるけど、

お父さんを忘れるなよ!