嶺太へ

今夜は特に嶺太のことを考えてしまう夜です。
なんとなく、ケイタイに保存してある君の写真を何回もたどっては、
君に逢いたいと思う夜です。

ダメだね。
いつも元気にしていようと思うけど、
時々気持ちが疲れていると、いろいろ考えてしまうんだ。
考えてもしょうがないことをね。

でも、そんなことを誰かに相談しても答えなんか出てこないことだし、いろいろ気を使われるのも面倒くさいし。
相談しないにしても、こういう時は誰かに会うのも億劫でさ。

だから、だいたい一人でできることを探して、気を紛らわせるんだ。
部屋の掃除をしたり、お墓参りに行ったり、ジョギングやプールでカラダを疲労させるのもいいし、そのあと映画館で映画を見たりね。

だけど、やっぱり嶺太と一緒にいたいのは変わらないんだよ。
でも叶わないそんなことをずっと考えているのは苦しいから、気を紛らわせるしかないんだよね。

お父さんの知り合いで悲し過ぎて死んじゃったお父さんもいるくらい辛いよ。
でもお母さんから君を引き離すのも辛い。
だから何がいいのか分からない。

もちろんお母さんとお父さんがまた一緒に暮らせばいいんだけど、お母さんがそれを望んでいないから無理なんだ。

でも、ここでずっと落ち込んで暗くしてても、なんにもいいことなんかないし、それを自分に許しているのもお父さんは嫌いだから、早く元気にならなきゃね。

元気になって、仕事頑張って、お金持ちになって大きい家に住んだら、お母さんの気持ちも変わるかもしれないしね。


お父さんより