俺らはいつだって会える。
そりゃお互い別個の仕事だってあるけど…。

それでも会いたければ、いつだって会いに行けるんだ。



だけどね。







【あと少し、一緒にいたいかも】







ガチャ

楽屋のドアが開いた。隅っこから見上げると、そこに立っていたのは翔君で。



「あ、おはよ。一人?」
「うん。皆まだ来てないよ」



俺が一人ぼっちなのに気付いてそそくさと寄って来た。
で、当たり前のように俺の後ろに陣取り、背後からギュッと抱きしめてくる。



「…翔君?」



こういうのにまだ慣れなくて、俺はぎこちなく翔君に尋ねる。
すると彼はご機嫌らしく。



「相葉ちゃんと二人っきりー♪」



というと更にギュッと抱きしめてきた。
俺の体温は上がるばかりで…。



「なんか…翔君じゃないみたい…」
「えー!なんで?やっぱ恋人とは一緒にいたいじゃん?」



確かに。確かにそうだけど。てか俺も翔君と二人っきりってマジ嬉しいけどッ。
…まぁ俺達は、最近こんな感じに付き合い始めていたわけで。
この状況は俺にとって物凄くおいしいんだけど…。



「それに、相葉ちゃん一人にしたら泣いちゃいそうだし?」
「お、俺はそれくらいじゃ泣かねーよ!」



こうやってS度が急上昇したのには若干問題アリ、だと俺は思う。
…ん?でもあの時、翔君も泣きかけてたよね?


「てかあの時翔君だっ…ッ」
「ん?俺がなんだって?」


ビックリした。

反撃するために勢いよく後ろを振り向くと、予想以上に翔君の顔が間近にあって、ばっちりと目が合ってしまった。その一瞬の躊躇いに気付いたらしい翔君がニィっと笑う。




「あの時の相葉ちゃん可愛かったなぁ?」
「だ、だからそれは…ッ」「でも」




俺の声と重なるように言って翔君は言葉をとめた。その顔からは笑みが消えていて。
そして、ゆっくりと近づいてくる。



「な、なに…?」



また、近づく。




「ちょっと妬いた」
「え?」





真顔の翔君はキスの一歩手前でとまり、囁くように呟いた。





「…雅紀には、俺だけを想って欲しい」
「ぁ…んっ…」





唇が、重なる。

急な雰囲気の変化に酔いしれそうだった。
翔君のキスはすごく巧くて、初めてした時にすぐに感じてしまった自分が恥ずかしかったのを覚えてる。
でもまた…感じてきた…。




「…んぁ…んッ…はぁ…ん…っ…」




舌を挿れられ、俺のと絡めてくる。恥ずかしかったけど、俺は夢中で応えた。
後ろからのキスはちょっといつもと違っていて。不思議な角度で攻められると、どうしようもなく気持ち良くなってしまった。




「雅紀可愛い…」
「ん……翔く…」




ガチャ



「ッ!」


翔君と俺は同時に離れた。
心臓がバクバクと音を立てる。




でもどうやらドアは一瞬だけ開かれ、またもとのように閉められたみたいだった。
外で話し声が聞こえてくる。
松潤とニノが大野君を早く早くと呼んでいた。
とにかく助かったみたい…。





「ぁ…翔君…」


離れていこうとする恋人を名残惜しそうに呼び止めてみた。翔君は振り向くとゆっくりと俺の頭を撫で、「続きは後でな」と意味深に言う。
だから。







「あと少し、一緒にいたい…かも」







俺はストレートに言ってみた。
すると。






「俺も」






嬉しそうに笑いながらチュッと額にキスされた。











fin...


櫻相。さくあい。さくらばっ(・∀・)

相葉ちゃんって感じてることをすごく敏感に自覚しそう(・∀・)

そして恥ずかしくなってまた感じちゃう(・∀・)自滅w

私の翔君はすぐにS化しますね(-∀-)
イタタ…(((-∀-)
ちなみに昔の24時間テレビネタ(・∀・)