昨日の、先天性代謝異常症患者会フォーラムで、グッとくる話を聞けました。
副会長の方が、ある書籍に書いてあることを話してくれました。
『昔、アフリカのある村で、マラリアが猛威をふるい、村は壊滅的な打撃を受けたそうです。
しかし、どんなに伝染病がまん延しても、絶滅するほどの病死者が出ても、必ず生き残るグループがいました。
後年、そのメカニズムを調べようと、多くの研究者が、徹底的に調査を行いました。
すると、一つの事実がわかり、それは、マラリアが多く発生する地域では、ある一定の割合で、伝染病に強い突然変異遺伝子を持つ人(鎌状赤血球の遺伝子を持つ人)がいる、ということ。
そして、伝染病に強い遺伝子を持つ人が生まれるとき、高い確率で、その兄弟に重い障がいを持つ人が現れる、ということ。
そんなことがわかったのです。
つまり、人間がマラリアとの生存競争に勝つには、マラリアに強い遺伝子のほかに、病気や障がいを持つ遺伝子も必要だった、ということです。病気や障がいを「引き受ける人」がいなければ、その村は絶滅していた 』
という、内容でした。
その日の発表にも、先天性代謝異常のなかには、ニューマンピック病というものもあるのですが、その患者や保因者はエボラ出血熱に感染しても発症しない遺伝子を持っているという内容のものあり、あわせて伝えてくれました。
わたしは、とっても勇気づけられました。
もしかしたら、きっと、MSUDも、長い長い歴史を紐解いてみたら、なんらかの意味があるから存在している病気なのではないか。って思えたから。
その話をしてくれた、経緯には…
多くのお母さんは、病気のある子を産み育てていると…産んでごめんね。という、気持ちを持ち続けてしまう…その方たちにむけて、どうか、そんな風に思わずに、違った目線で考えてみてはどうでしょう…ということからでした。
遺伝疾患だからと…まわりからの理解をされない方も多く、孤立したり、思い悩んで、苦しんでいる人は多いのではと私も思います。
かくいう、わたしは遺伝疾患だから…と言われて、自分を責めることは…なかったんですよね…
けど、それも…今の時代だからだと思いました。
情報が少ない昔なら、自分を責めていたかもしれません。
あと…
産んでごめんね。
っという気持ち…
わたしは…あんまり思ってなかった気がします。
そのことについては…また、別記事に書いてみます。
人類が生き残るために、存在している命、遺伝子であるかもしれないと、思えるようになったことは、とてもよかったです
ありがとうございました!