先日届いたパーツを組む作業をしました。

今日は朝から雨が降ってたけど「止む!」と信じてバイク保管基地へダッシュ

着く頃にはちゃんと止んでくれましたよ〜ニヤリ


私のMT-09のクラッチはごく普通のクラッチ

けっこう重いというレビューが多いんですよね〜

実際にたまに乗って渋滞にハマると左手がパンパンゲッソリ


2年後に発売されたXSR900にはスリッパークラッチが装備されております。

今回はこのスリッパークラッチを流用換装してみます。




クラッチのプルレバーを外し、クラッチカバーを開けます



10mmのスクリュを緩めプレッシャープレートを外し



組まれている フリクションプレート、クラッチプレートを取り出します。

ここは狭いのと、オイルで張り付いているのでピックアップツールがあると便利ですよ👍



プレートを全部摘出したらクラッチボスにユニバーサルホルダーを掛けて、

回り防止のカシメを起こしたクラッチボスナットをインパクトレンチで緩めます。



緩むと同時にネジ止め剤のカスが…



中に入ってるワッシャーには向きがあるので、こういうのは写真に撮っておくといいですな


さぁ、ここからXSR900のスリッパークラッチの部品を組んで行きます。




クラッチボス B90-16371-00を取り付け

ロックタイトを塗って



再度、ユニバーサルホルダーを掛けてボスナットを125Nmで締めます。

サービスマニュアルに新品を使えってなってたけど再利用しちゃったてへぺろ


回り防止のカシメも忘れずに



プレートシート 1TD-16384-00

クッションスプリング 1TD-16383-00の順で入れます。ここも向きがありエッジが立ってなくてなだらかな方がエンジン側です。


ここからフリクションプレートとクラッチプレートを17枚入れますが、クラッチプレートには厚みの違うものがあり、これで合計の厚みを調整するようです。 


パーツリストを見て 

この4B1-16325-00(厚さ2.3mm)を2枚入れ替えて厚みを測ってみると


44.1mm

サービスマニュアルには組み立て幅(42.7〜43.5mm)となっており、オーバーしてます。

なのでクラッチプレートを今まで付いていた

5VY-16325-00(2.0mm)で計測すると


バッチリ範囲内です👌

2枚無駄な買い物をしてしまったアセアセ

クッションスプリング以降、17枚のプレートは

1、B90-16331-00

2、5VY-16325-00  (使い回し)

3、5TA-16321-00 (使い回し)

4、5VY-16325-00  (使い回し)

5、5TA-16321-00 (使い回し)

6、5VY-16325-00  (使い回し)

7、5TA-16321-00 (使い回し)

8、5VY-16325-00  (使い回し)

9、5TA-16321-00 (使い回し)

10、5VY-16325-00  (使い回し)

11、5TA-16321-00 (使い回し)

12、5VY-16325-00  (使い回し)

※パーツリストには4B1-16325-00となっているが厚すぎる

13、5TA-16321-00 (使い回し)

14、5VY-16325-00  (使い回し) 

※パーツリストには4B1-16325-00となっているが厚すぎる

15、B90-16331-00

16、1TD-16324-00 

17、B90-16331-00

こんな組み合わせでやってみました。

フリクションプレートには裏表はないが、スチールのクラッチプレートは面取りされた方をエンジン側に入れて行きます。



袋から出した新品フリクションプレートにはエンジンオイルを塗ってからね




最後の2枚はプレッシャープレートアセンブリにセットしてクラッチボスに取り付けます。


袋から出して混乱しないように油性ペンで落書きしてます。(笑)


このプレッシャープレート内の斜め溝がスリッパー&アシストの鍵になりますよ〜



組み付けたらアブソーバーを入れます



スプリングを入れます


スプリングは左がノーマル

右がスリッパー用

長さが短いけど太い感じですね。


プレートを取り付けスクリュ3本を10Nmで締めます。


換装前はスプリングが6本

スリッパーは3本なので理論的に軽くなりますね。

カバーを取り付ける前に取り付け面を綺麗にして

ガスケットは新品交換ですね。


このプルロッドをカバーの穴に入れるんですがコツがあるようです


この穴ですね〜



諸先輩方はけっこう難儀されたようですが

私はほぼ1発で入りました。偶然ね笑

プルロッドはフリーの状態でブランブランしてるのでカバーを正面から真っ直ぐ押し込むんじゃなくて下側斜めからすくうような感じでやったらすんなり行きました。表現が下手でスミマセンてへぺろ



プルロッドが入ったら、カバーと


そのまたカバーを12Nmで締めます。

長さが違うボルトが2本あるのでご注意注意


以前、少しでもクラッチを軽くするために流用した長いMT-03のプッシュレバーをノーマルにもどします。




ワイヤーの張り、クラッチの遊びを調整して完了👍


ついでに


先日ゲットしたK&H のローシートを付ける準備


このフック金具をK&H に移設




K&H には工具を固定する場所がないので直置きです。

全てが完了したので試運転へ




山下公園横を通過して大桟橋まで


さてクラッチの感想ですが軽くなってる〜♪ラブ

換装前から3割ぐらい軽くなったような個人的感想です。

クラッチの切れ、繋がり問題なし👌

けっこうラフにシフトダウンしてみましたが

リヤのホッピング感が緩和されてる気がする。



画像はお借りしたものですが…


スリッパークラッチの構造は加速した時は斜め溝に沿ってプレッシャープレートが押し付けられるのでスプリングが少なくて済む…その副産物、恩恵としてクラッチが軽くなります。


減速時はプレッシャープレートがリリース側に戻って半クラ状態になりエンブレが軽減される…

本来の狙いはこっちなんでしょうね。



次にK&H シートですが

乗ってすぐに純正との違いが分かりました。

尻に接する感覚が優しく、しっかりしたホールド感があります。


100kmを超えるツーリングでどうなるか楽しみです。


※今回のクラッチ換装は私の素人スキルでの作業なので参考にする方は自己責任でお願いします。


文才がないので上手く書けてません。ご不明な点がございましたらお気軽にメッセージください。