Bubble and Squeak Records~134の雑食音源レビュー~ -75ページ目

LASTKAJ 14 : FRUKTANSVÄRLD / Pengarna Eller Live



◾️ LASTKAJ 14 : FRUKTANSVÄRLD / Pengarna Eller Livet

スウェーデンの重鎮バンドLASTKAJ 14と若手(?)の FRUKTANSVÄRLDによるSwedish Melodic Punk split。お互い7曲ずつの計14曲を収録。2021年作、リリースは【SECOND CLASS KID records】から。

勢い止まることのないLASTKAJ 14。この年に『PLAN B』と言うEPリリースしてるにも関わらず曲被ることなく新たな7曲を収録。一曲目は映画のサントラ、はたまた劇場ものの挿入歌なのかと思わせる幕開けで始まるのですが、続くM-2”Allting är Pengar”への流れが完璧。これはある種のニコイチってやつですね。この曲めっちゃ良いのよ。トランペットも入っていてめちゃくちゃカッコいい!思わず拳を突き上げたくなる一曲。他の曲もLASTKAJ 14らしさ全開で流石でした。

対するFRUKTANSVÄRLDなんですが、今作で彼らを知ったので調べてみたんですが詳細は不明。一応いろんなバンドをやってた人たちが集まって2020年結成して始動したようで、正式な音源は今作が初。メンバーの見た目はちょいと歳食ってるかな?と思うけど、海外の人の見た目ってよくわからないので実は20代くらいの若手なのかもしれん。(それは流石になさそうだが)

気になるサウンドですが、これまたびっくりしましたね。LASTKAJ 14はもちろんのことSTREBERSやRäserbajsやRADIOAKTIVA RÄKER,SECTOR SEXなんかの影響下もありそうなメロディック•パンクと時折醸し出すTRALL PUNKの哀愁感。男臭いボーカルの歌声も非常にサウンドに合ってますね。

2022年には母国で行われるTHE QUEERSのツアーでTROUBLE MAKERS,VALIUM(!?)と一緒に対バンするっぽいです。