Bubble and Squeak Records~134の雑食音源レビュー~ -28ページ目

NO PICKY / Here comes…VIBROBOYS!!



スペインのベテランPOP PUNKバンド、NO PICKYの99年リリースとなる1st Album。リリースはスペインのPPMのメンバーが運営する老舗レーベル【WILD PUNK records】から。

Depressing ClaimやSUGUS、もちろんAIRBAG,F.A.N.T.AやFAST FOOD辺りの90年代後半から〜2000年代のスペインPOP PUNKシーンで欠かせないバンドの一つであるNO PICKY。2nd Album以降はここ日本でも中古で見かけることは多々ありますが、この1stは本当にレア盤かと!個人的統計ではお店で見かけることやヤフオク等で出てることは一度もありません。

そんな激レアな今作ですが、NO PICKYらしさは前作の1st 7’から変わらず。鼻詰まりなボーカルと小気味良くもツンのめりそうな疾走感あるメロディー。そこにほんの少し加わるサーフ色のコーラスワークとPOP PUNKファンなら堪らない内容。

後にスペイン母国語で歌って行くことになる彼らですが、今作までは英語で歌っていますね。語感的にスペイン語に聴こえる感じもありますが、そんな事は二の次、とにかく最高なPOP PUNKチューン。M-2”Cannabis”のストップ&ゴーなキャッチーさでノックアウト。サーフコースも決まってのこの疾走感。サビでも「かーなびーしー♫」って一緒に歌いたくなるね。最後を飾る“Crazy for your tits”、タイトルは置いといてイントロのギターとか最高かよ!って感じです。


とにかく終始ご機嫌でなナンバーであっという間の終わってしまう彼等らしい一枚ですね。

余談ですが自分は今作を某所にて海外から安く売ってるのを直買いできたわけなんですが、売り手がまさかのNO PICKYのメンバーだった!今作以降にドラムに加入したAlexだったと言う事に大興奮。こんなことってあるんだなーとテンション上がったわ。