斜頭症のお子さんを持つ方のブログなどをいろいろ見ていたら、
「斜頭症は発達遅延を生じさせる可能性がある」
とあって、ぎょっとしました。
調べてみると、厚生労働省のレポートにも、そのように書かれているようです…。
(詳しくはこちら
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-11121000-Iyakushokuhinkyoku-Soumuka/0000055706_4.pdf
)
Wikipediaにその一部抜粋が出ているのですが、
「変形性斜頭等を伴う事例では神経発達及び運動発達に遅れを伴うとの報告が複数ある」
まーじーですか。。。
レポートには、
「精神発達の点で発達が進んでいる児はおらず、7%の児に中度の遅れがみられ、3%の児に重度の遅れがみられた。運動技能発達の点で発達が進んでいる児はおらず、19%の児に中度の遅れがみられ、7%の児に重度の遅れがみられた」
とか、
「頭位性斜頭症児とその健康な兄弟姉妹を対象に、就学後の実態調査を実施[19]。頭位性斜頭症児の39.7%が、小学校で特別支援を受けていた。これに対し、同じ環境で育った健康な兄弟姉妹は、たった7.7%しか特別支援を受けていなかった」
がーんがーんがーん……。
ショックすぎる……。
私がフィジカルセラピーで受けた説明では、「斜頭症(Plagiocephaly)は脳には影響がなく、ただ見た目の問題」という話だったのですが、アメリカと日本では見解が違うということなのか?
それとも、息子を担当したフィジカルセラピストさんが知識不足なのか?だとしたら困るなあ〜。
上記の資料は、「第22回 医療ニーズの高い医療機器等の早期導入に関する検討会」で発表されたもので、この検討会は2014年に開催されているので、わりと最近の研究結果なのかもしれない。だとすると、フィジカルセラピストが情報のアップデートができていないのかも?
または、発達に影響が出てしまう斜頭症は重度の場合だから、うちの子はそこまで重度じゃないので「脳には影響がない」と言われたとか??
う〜ん、わからない……。
ただ、私がちょっと思い当たるところがあるとしたら、
「運動技能発達の点で発達が進んでいる児はおらず、19%の児に中度の遅れがみられ、7%の児に重度の遅れがみられた」
この部分、
うちの息子、生後4日でうつぶせから仰向けに寝返りができたのですが、最近はそれがあまりできなくなっていたんですよね……。
生後4日でごろんとひっくり返ることができたので、親としては、もともと体幹が強い子なんだろうなと思っていました。このままいけば首が据わるのも早そうだな、とも。
アメリカでは、斜頭症あるなしに関わらず、新生児の頃から「タミータイム」という、うつ伏せ運動をするように指導されるのですが、私がいっぱいいっぱいで、あんまりさせなかったんですよね。。。
タミータイムさせると泣くし。。。
小児科医は「泣いてもやらせなさい」と言うんだけど、泣き声を聞きながら無理にやらせるのが苦痛で、泣いた後なだめるのも大変なので、ほとんどさせてなかったんです。
うちの子は生後4日で寝返りできたから大丈夫、という思いもありました。
ところが。
フィジカルセラピーに行くようになったので、久しぶりにタミータイムをしっかりとさせてみたら、、、
うつぶせから仰向けゴロンを、しなくなっていました。。。
生後4日でできたのに、3ヶ月半になったらできなくなっていた……。
いや正確に言うと、できなくなったわけではなく、ただ自発的にはあまりやらなくなっていただけなのですが、でも、動きたい盛りの子どもが、自発的にしないというのは、たぶん「やりづらい」からやらないわけで。。。
タミータイムをしっかりさせなかったことを、すごく後悔しました。。。
で、長くなりましたが何が言いたいかというと、
生後4日で自発的にできた寝返りが、3ヶ月半であまりしなくなっているというのが、斜頭症のレポートにある「運動技能発達の点で発達が進んでいる児はおらず、19%の児に中度の遅れ……」という点と、合致していなくもない、というのが私としては気になりました。
生まれてすぐは「運動技能発達の点で発達が進んでいる児」だったのに……(涙)。
親である私の責任です……。
ちなみに、初回のフィジカルセラピーに行ったのが約2週間前なのですが、それ以降かなりタミータイムを頑張ってやるようにしたので、うつぶせ→仰向けゴロンはかなりするようになりました。子どもの適応能力すごい!!!
斜頭症が発達の遅れに影響するかどうかは、次回のフィジカルセラピーで聞いてみたいと思います。