日経平均1,000円以上の下落!!
日経平均先物一時8,000円割れ!!
日経新聞のHPにはデカデカとそう表示されていた。日経平均先物は1,000円以上の下落でサーキットブレイクが2度も発動されたというニュースが流れていた。
「サーキットブレイク」という言葉を見るとあの悪夢が甦る…。そう、忘れもしない、2008年10月の株価大暴落だ。
あのころはFXではなく、株をやっていたのだが、日経平均が移動平均線から大きく乖離していたので、どう見ても行き過ぎだと判断し、反発リバを狙った逆張りのロングポジションを持った。その後
さらに数日間のありえない下げの前にその年1月からコツコツ貯めていた利益をほとんど吐き出した上で撤退した。
撤退した後にさらに日経平均先物が1,000円も下がった時に、日経平均先物の板を見ているとそこに「CB」という文字が表示され、売買が停止してしまった…。
「し~・び~」?? ん?サイ・ボーグ??
いやいや、意味ぜんぜんわからないしw
転換社債(Convertible Bond)のことか?とも思ったのだが…、あとからこれが市場の混乱を避けるために市場を一時停止するサーキットブレイクだということを知った。
そのとき株年生1年ちょいの俺にとって、それは未知の出来事であった。
今回もそうだが、ありえないパニック売りの前にはテクニカル指標なんてまったく機能しない。2008年の10月のときもそうだった。日経平均の移動平均線からの乖離率が確実にセーリングクライマックスの値だったので、逆張りで飛び込んでいったのだが、そっからさらに1,000円も下がっていった。かなり勝率の高いシステムだと過信していたせいで、それがロスカットの遅れとなり、大怪我へと繋がってしまった。資金管理をきっちりやっていたので、片腕を切り落とされるくらいで済んだわけだが…。
今でも覚えているが、トレードを教えてもらった師も同じようにこのとき突っ込んで行ったが、その対応は俺とは全然違った。
資金管理をちゃんとやった上で、あのありえない下落の中、数千万のロスカット(総資金の10数%ぐらい)を躊躇なく行い、次の日もさらに下落をしたので、普通にまたリバを狙いに行ったらしい。
ロスカットを躊躇なく行い、その損失がその後のトレードに一切影響することなく、淡々と続けることができるメンタル。トレーダーとしての資質が最終的に問われるのはまさにその部分なんだなということを骨身にしみて感じた瞬間だった。
これからもロスカットについては経験を元にした話を伝えていきたいと思うが、今回のような地学的リスクは事前には決してわからず、避けられないリスクだ。このリスクから自分の商売道具である資金を守るのが、ロスカットであり、資金管理である。
FXはレバレッジが株式よりもはるかに効き、ストップ安・ストップ高のない世界。株式以上の厳格な資金管理とロスカットができないものが生きていける世界ではない。株よりも小額で手軽にでき、簡単に儲かるFXをやろう!!といった業者の売り文句に騙されてはいけない。
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