お墓に移動して墓石に手を合わせていると、叔母が
『はるちゃんは何を見ているんだね』
(お祈りしてるんだから目は閉じてるよ・・・)
『はるちゃんの目は何を見てるのかね』
(叔母ちゃん、お参りしてるところじゃんかっ!って心で叫ぶと)
8代前ではなく 8代目。
はるちゃんはおっちょこちょいだから教えてあげてほしいって。
8代目、彦。
墓石にはそう彫られていた。
彦じっちゃんか。あの彦じっちゃんか。
参列者たちが彦じっちゃんのことを次々に話し出した。
米沢に電車を走らせた人
子供が好きだったけど子供には恵まれなかった人
みんなに慕われていた人
わたしには見えない。
でも、確かにその人は存在し、今も私を見ていてくれてる。
守護霊とか、指導霊とかって、応援するためにいてくれてると聞く。
私はこの世の中に何をしに来たのだろうか。
私がやり遂げようと、私の魂がやろうとしてることって何だろうか。