はるちゃんの高校は共学で、3年間同じクラス。
はるちゃんは生まれた時から生粋の八方美人。みんなに合わせているほうが楽だったので20歳のゆきちゃんに会うまでは意見は言わない。というか、意見は無かった。だからクラスの眩しい女子たちと仲間になりたかったけど、どうやったら友達になるかわからなかったので大人しい女子と一緒にいることが多かった。
そのクラスに中性的な美しい男子がいた。それが、あきくん
。
聡明で、いつも頭のいい男子たちと一緒にいた。
心惹かれたが、そんな私に母が
『あきくんは、やめなさい
。あきくんは朝起きたら必ずシャワーを浴びなくては学校には行けないって。ちょっと遅れそうになったり、気分が乗らないと学校には行かないってあきくんお母さんがいってたわ。線が細いからやめなさい』
意見を持つことができなかったはるちゃんはあきくんへの思いを封印したのだった。![]()