このお題は、別の言い方をすれば、
目には見えない多次元領域の宇宙を知っていながら、
如何にして、仮想現実の「マトリックス」世界を生き抜くか、
ということでもあるでしょう。

自分自身は、インディゴ・チルドレンや、
クリスタル・チルドレンなのではないかと想われる方々は、
これを知った、比較的初期段階の時期には、
物質界という「この世界」を生き抜くことは、何て、
息苦しいのだろうかと感じることは大いに有り得るでしょう。

そして、何らかの危機感を抱くでしょう。

もう「この世界」には居られない、
何とかして「この世界」を抜け出さなければと、
想われることもあるかもしれません。

しかし、多次元領域宇宙へ入るために、
仮想現実世界である「この世界」から抜け出すことを、
「逃げる」、「逃避する」という想いに、
意識を向けていては、かえって、
道は遠のくことになるかもしれません。

ここで大切なことは、「認める」ということです。

自分自身が、いま、「この世界」に生きている
という現実を「認める」ということです。

あなたは、どうにかして、何とかして、
どうしたら「この世界」を抜け出せるだろうかと、
危機感を抱いたかもしれません。

しかし、逆に云えば、多次元領域宇宙へ入るために、
あなたは、「この世界」にやって来たのだ、
という見方も可能ではないでしょうか。

もちろん、非物質宇宙の中にいたときのほうが、
多次元領域宇宙間の移動が、難なく、
可能であったことでしょう。

それを、今回はあえて、物質肉体を伴って、
それを実行するというテーマを持って、
あなたは、「この世界」に生まれて来たかもしれません。

このことは、非常に困難を極めます。

非常に困難を極めるが故に、
霊性進化の最短コースであります。

つまり、霊性進化の最短コースを往くということは、
最難関を突破していかなければならないことですから、
偉大なる挑戦でもあります。

きっと、あなたの魂は、情熱に燃えていたのでしょう。

それが、「この世界」に生まれて来て、いつの間にか、
不安や恐怖といったものに支配されてしまい、
すっかり、忘れてしまったのでしょう。

仮想現実世界である「この世界」では、
不安や恐怖という罠が仕掛けられていました。

しかし、それは、ゲームでいうところの、
単なる「落とし穴」程度のものに過ぎません。

ですから、不安も恐怖も、単なる幻想に過ぎないのです。

物質界という「この世界」が、
仮想現実世界であるということを「認め」、
そのようであるならば、不安や恐怖も幻想である
ということを「認める」ことが出来るでしょう。

そうしたら、次は、自分自身と向き合うということです。

“自分自身を信じることが出来なければ、
他人を信じることが出来ない”

ということが云われますが、逆に言えば、

“周囲を認めることが出来れば、自分自身を認めることも出来る”

ということにならないでしょうか。

そのとき、安心して、自分自身の内側に
向かっていくことが出来るでしょう。

多次元領域宇宙への入口は、そこにあります。

ですから、なるべく多くのものを「認める」ということです。

「認めた」分だけ、世界が拡がってゆくのですから、
物質界という「この世界」も有りなんだという、
発想に切り替えることが大切です。

何としてでも、あなたは生きていてほしい。

それが、「ただ単に生きている」だけであったとしても、
その目で、「弥勒の世」の世界を見届けるまでは、
どんな理由付けでもいいですから、とにかく、
あなたには、生き続けていてほしいのです。

あなたは、地球が必要としているから、
「この世界」に生まれて来て、生かされています。

多次元領域宇宙へ入るためには、
「安心感を得る」ということが鍵となります。

物質界という「この世界」を認めることが出来たならば、
安心感を得て、両方の世界を両立することが出来るでしょう。