私たちの「この世界」には、
問題が山積みのようです。
どなた様においても、
何らかのトラブルを抱えているでしょう。
しかし、この、「問題がある」という意識を、
抱え続けていますと、次から次へと
問題がやって来るようで、始末におけない状態へと
掻きたてられてしまうでしょう。
確かに、その問題と云える状況は、
厳然として、そこに在るでしょう。
その問題を解決しようとして、
問題そのものに意識を集中してしまうのが、
普通の思考形態です。
そうしますと、その問題の大きさによっては、
問題という泥沼にどっぷりと嵌まってしまい、
出口が見つからなくなるかもしれません。
私たちが、高い意識状態から、
これらの状況を観ようとするのであれば、
「問題は一切ない」、「問題は一切起きていない」
という視点に、思考状態を切り替えることです。
そして、その問題と想える状況から、
一旦、離れてしまうということです。
これは、私が、天日鷲命(あめのひわしのみこと)
さんからよく言われることですが、
一旦、そこから離れて、感覚的にですが、
空を飛ぶ鳶のように、上空から俯瞰して観る、
眺めてみる、というイメージを思い浮かべます。
上空を悠々と旋回している鳶の姿には、
一切の緊張も、焦りも、苛立ちもないでしょう。
これは、何度もお伝えしていますように、
そして、太古からの教えの基本にもありますように、
リラックスしていることが大切です。
緊張感にではなく、安心感の中に身を置くということです。
例え、5分でも10分でも、
リラックスした状態に身を置いて、
楽観的な気分を得たならば、
最善なる高次元のスピリチュアル・ガイドたちは、
私たちに向かって、何らかのインスピレーションを、
何らかのヒントを提示することが出来ます。
私たちは、それを、“内なる声”として受け取ります。
私たち一人ひとりが、高い意識に到達すれば、
それは、高次の自分自身、ハイアーセルフからの声、
としてもやって来ます。
人によっては、それは、
何時からなのかは分からないけれど、
何処で知ったのかは分からないけれど、
何となく知っていた…という感覚として
やって来るかもしれません。
それは、何故かと云えば、
スピリチュアル・ガイドたちから観て、
過去-現在-未来はすべて、
いま・この瞬間に存在するわけですから、
何らかのインスピレーションやヒントは、
過去からやって来るかもしれないし、
未来からやって来るのかもしれないのです。
これは、スピリチュアル・ガイドたちであっても、
私たち生命体であっても、すべては、
多次元的存在である所以です。
精神世界やスピリチュアルの世界ではよく、
宇宙は愛で満ち溢れている、宇宙は愛で満たされている、
というような云い方をします。
つまり、何らかのインスピレーションもヒントも、
宇宙のあらゆるところに潜んでいるのであり、
宇宙のあらゆるところに満ち溢れています。
スピリチュアル・ガイドたちは、私たちには、
非常に意外に想えるような方法や手段を使って、
「この世界」の中に、何らかのインスピレーションや
ヒントを送り込みます。
ですから、私たちが、どんなに
問題と想える状況であろうとも、
解決しない問題はありませんし、
問題など、「初めから無い」のです。
宇宙の法則というものが、
完璧に作用している所以は、ここにあります。
問題に対する解決策を引き出すポイントは、
いつでも、リラックスの中にあります。
ですから、気分転換というものを、
軽くみて、疎かにしてはいけないのです。
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