石原氏が、各所で吠えている。
懺悔のつもりで最後の力を振り絞っているのだろうか。
7/11 サミットの酷評。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080711-00000109-jij-pol
7/7 産経新聞には「日本よ」という連載で
「今、人類は・・・画期的な危機に瀕しているといえるかもしれない・・・」
という文章で始まるその論評は、環境破壊、世界的インフレ、鳥インフルエンザなどの新しい疫病蔓延
といった困難が人類を滅ぼすと警鐘を鳴らし、その元凶が米国の市場原理主義であると。
「・・・この世界を限られた者たちだけで仕切ろうとするサミットなるものが、日本で行われようとしている・・・」
とも。
1989年、石原はバブルの絶頂期に「NOと言える日本」という本を、故盛田昭夫(SONY会長)とともに著した。
現代日本人の意識改革こそが必要だ! 日本はアメリカの恫喝に屈するな!
アメリカこそアンフェアだ! 日本とアメリカは「逃げられない相互依存」だ!
と、当時の日本でもかなり話題になった。
しかし、日本人は何も気づこうとしなかったし、変わろうとしなかった。
石原の最後のページの一文を読み返すと
「アメリカにNOも言わないような日本人を、アメリカ以外の世界の諸国が重視するわけがない。
そのいい例が中国です。」
としている。
ごもっともだ。