いったい日本は、今後いくらの排出権を買うことになるのだろう。
実状では京都議定書の90年比6%減の目標に反して7%強の排出増、
結果として目標達成には現状比13%の削減が必要とされる。
極めて大雑把にはじくと6%の削減を行うにはCO2換算で6000万トン、
現状7%増を含めると実質1億3000万トンの削減が日本に必要とされる。
現在の大綱では、国内の管理森林により3,900万トンを吸収し、
7,500万トンの削減を各種排出源対策で実現、
その不足分として1,600万トンを京都メカニズムにより調達する、
という曖昧な設計図である。
日本はEUという名の裏にある彼らに対して、
永遠に無限に排出権を買い続けることになり、
またしても国民の財産を搾取されることになる。
せめて、「生産活動禁止令」「環境テロ指定国」
といった類の国際的な取り決めまでは勘弁していただきたい。