人を殺すと殺人罪になる。

罪は裁判によって裁かれる。

世界中の法治国家はこのような定めになっている。


しかし、「人を殺してはいけない」

という法律は存在しない。

すなわち、合法的であれば人は殺しても良いという解釈になる。

そこに、見せ掛けの大義名分があれば、

人殺しも正義として認められるのである。


これを拡大解釈したのが戦争である。

国際法に抵触せずに、

うわべの正当な理由さえあれば、

いつでも大量殺戮ができる。

それも、計画的に。


裁判には証拠も必要。

証拠さえなければ、人殺し容認も簡単に成立する。

すべての真実を隠滅すればよいのだ。


それが、われわれの生活している法治国家なのだ。