私が、がんの告知を受け
ちょうど10年が経ちました。
あれから、何事もなく元気で生きていられる今。
本当に感謝しかありません。
たまたま受けた市の検診で疑わしき細胞が見つかり、
その3年後
がんへと変わってしまいました。
しかし、幸いなことに
物凄く初期に発見され、結果論ではありますが
細胞検査の際に
敏腕先生が、疑わしい細胞を全て採り除いてくれるという奇跡
手術時に採取したところからは病変は見つからなかったので
その後、5年の通院を経て
今に至ります。
(現在も毎年検査は受けております。)
告知を受けた時は、
これはドラマなのと疑ってしまう程あっけなく
そして、
次から次へと決めなければならないことばかりで
まるで他人事のように過ぎていく日々。
もちろん、不安で
病気をネットで検索しまくり、更に不安になるという悪循環…
初めて死を意識せざるを得ない状況に押しつぶされそうな時、
主人に
『不安なのはわかるけど、もう調べるのはやめよう。
おまえは殺したって絶対に死なないよ』と言われ、
今思えば、その言い方ですが、
その時はなんだか救われた自分がいたのです。
あとは先生を信じて、自分を信じて…
入院は4泊5日の予定を、1日短くしてもらい
まめちゃんが心配で…
帰宅後はしばらく安静。
術後の経過も良好で、病理検査の結果も当初の見立て通り
子宮頸がん0期。
抗がん剤治療もなく、無事治療は終わったのでした。
私の場合は、数々の奇跡に助けられ、
今、こうして何事もなかったかのように生きていられますが
同じ病気で命を落としている方も少なくはありません。
婦人科検診は、どうしても後回しにしてしまいがちなところはありますが、
症状が出てからでは手遅れになってしまうことが多いそうです。
どうか、
大切なご家族、そして、大切な自分の為にも
年に1度の検診を受けてください。
私は、大切なまめちゃんの為、家族の為
退院するあの時、
病院と先生に
『ありがとうございました。そして、私はもうここには戻りません。
もう病気もしません。』と宣言してきましたよ
有言実行です