こんばんは
新潟市西区のタイ古式リラクゼーションサロン~Bua Sawan~でございます
以前も少しお話しいたしましたが、3年程前まで書道の講師を(も)しておりました。
今日、久しぶりに書道用品売り場を通りかかり、少し懐かしくなりました
22歳。
初めての生徒さんにお手本を書く際、心臓が飛び出るんじゃないかってくらい緊張して手が震えました
3歳の生徒さんが『あ』とか『わ』とか書けなくて泣いちゃって…
『なんであんたばっかりかけないの』と怒り出すママに、
『初めからできたら私は要りませんからできなくて当たり前だと思ってください。怒るのではなく、ひとつでもできたことを褒めてあげてください
』って、生意気な口叩きながら、
一緒に頑張ろうって手と手を取り合って書けた時のあの喜びは今でも忘れません。
三条のカルチャースクールでは、自分の母と同じくらいの方々に先生と呼ばれることになり…
最初は逃げたくて仕方ありませんでした
なんて言いながら、私意外と怖いんです(笑)
おしゃべりに夢中になり全く手が動いていない中学生に、2回のイエローカードの後、
『はい、道具片づけて帰る
夜遅くに送り迎えして、御月謝払ってくれてるお父さんお母さんに申し訳ないから、書く気がないならもう来なくてよろしい』と、言い放ったこともありました。
もちろん、その子たちは書道が好きで通っていてくれてた2人なので、続けてくれるであろうことは想定内でしたが。
自分の作品作りでは、いっつも締め切りギリギリまでできなくて…
完成と思って表具(作品を仕立てる事です)をお願いしたら、なんと2回も失敗されちゃって
仮名の紙は水をかけて表具してはいけないことを職人さんが知らなかったと…
ありえないと、泣きながら徹夜で書き直したことも…←若かった(笑)
等、1度離れてみたからこそ、全てがいい想い出になった気がします。
仕事を掛け持ちしながら続けていられたのは、生徒さんをはじめ周りの皆さんのご協力があったからこそ
本当に幸せな書道人生でした。
今は、書道の道から離れたことに不思議と全く後悔はありませんが、もしいつか筆を持ちたいなと思える日がきたら…
またイチから勉強するのも悪くないかなって
ふと、そんなことを感じた1日でした。