平成元年、あなたは何してた?
ども、コモンです。
令和時代が来る前に平成を振り返ろうという企画。
今回は1989年の記憶です。
当時オイラは高校2年から3年にかけて。
ちょうど受験勉強の真っ只中でした。
オイラの通った高校は進学校だったため、2年の半ばで教科書の内容を終えて、以降は学校独自のテキストで勉強を進めて行くやり方。
ところがオイラはじっくり時間をかけないと理解できないので周りに比べてどんどん遅れてしまい、それに比例するかのように成績もどんどん落ちてしまったわけで、性格的に荒んでいた時期。
校内暴力や犯罪行為に走ることはありませんでしたが、物事を斜に構えて見るようになったのはこの時期からかもしれません。
成績は悪いけど、ただ惰性で学校に行っている感じ。
当然いい思い出などありません。
受験勉強はしないといけないけど、ラジオのプロ野球中継はよく聴いていたような気がします。
民放は巨人戦ばかりだったのでアンチ巨人のオイラはほとんど聴かず、木曜日と金曜日にNHKラジオ第1で、特にパ・リーグの試合を聴くのが定番でした。
藤井寺なんか本当にいいですよ。
周りが住宅地だったのでトランペットや太鼓といった鳴り物が禁止されていましたが、ラジオで聴くとメガホンを叩きながらヒッティングマーチを歌う声やヤジなどがはっきり聞こえ、風情を感じるものでした。
今だと楽天生命パークも鳴り物禁止ですが、球場が狭い分だけ藤井寺の方がラジオで聴くと楽しめる気がしますね。
この年のパ・リーグは前年の10・19の続編みたいな感じで、西武と近鉄の優勝争いにオリックスも割って入る展開。
結局前年2厘差で優勝を逃した近鉄が最後にペナントを握りましたが、3位に沈んだ西武までが2厘差の中に入るという大混戦でした。
そしてその大混戦を演出したのは、南海を買収して福岡に移転したダイエー。
前半戦は福岡のファンの熱気に気圧されたのか、新しい本拠地となった平和台でなかなか勝てませんでしたが、後半戦になると打線が活発に打ちまくり、上位3球団と互角の勝負を演じました。
優勝した近鉄には13勝11敗2分け。
2位のオリックスに12勝13敗1分け。
3位の西武にも11勝13敗2分け。
最下位のロッテに9勝15敗2分けと足元を掬われたのが痛かったですね。
この年ラジオで聴いていて1番印象に残った試合は、10月5日の西武-ダイエー(西武)。
3回までに西武が8-0と大量リード。
ダイエーも反撃しますが、それでも8回を終わって西武が10-5。
そこからダイエーが8点を取り、一気に逆転。
西武も9回裏に反撃しますが、2点止まりで12-13の敗戦。
10月12日の近鉄とのダブルヘッダーの連敗ばかりがクローズアップされますが、この試合も例年の西武なら考えられない負け方で、これがリーグ5連覇を逃すきっかけになったような気がします。