【284】からのつづき
福山駅前を出たタクシーは、住宅地の狭い道を抜けて5分ほどで福山自動車時計博物館に到着。
その名の通り、数々のクラシックカーや、時計をはじめとする品々が展示されており、建物内だけでなく道の向かいにも消防車やバスなどが置かれている。



屋外展示されている車両はレプリカではないナンバープレートが付いているものも多く、そういえば先ほど乗ったタクシーのドライバーさんもボンネットバスが走っている姿をしばしば目にすると、おっしゃっていた。
入館チケットを買い、受付の女性に説明を受けてから建物内に展示されている車両を見て回る。





撮影が自由なばかりでなく、ほとんどの車両の運転席に座ることができ 、喜ぶ子供たちの表情をスマホに収めるパパママたちの嬉しそうな様子にこちらも幸せな気持ちになる。
ぼちぼち新幹線の発車時刻が迫ってきたので、博物館をあとに福山駅を目指して歩く。
気温が上がり湿度も高いので、空車のタクシーが通りかかったら手を挙げようと思っているうちに15分ほどで福山駅に着き、駅ビル内で涼んでからコインロッカーに預けていた荷物を取り出す。
もう1度駅ビルに戻って、先ほど目星を付けた酒販店さんで缶チューハイと福山の地酒「天宝一」純米酒300ミリ瓶を買い、改札内の売店でツマミ代わりの駅弁を買う。
ホームに上がり、もう1度福山城を眺めてから東京行き「のぞみ」のSWORK Pシートに収まる。

アナゴ弁当をアテに天宝一をやりはじめると、「のぞみ」は岡山県に入り、楽しかった2泊3日広島県の旅が終わった。
(おわり)