【262】駅ビルで焼肉 | 酔いどれパパのブログ

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「お風呂」と「酒」と「路線バス」に関する駄文を書き連ねております。

過日、暑い多摩地区ぶらぶら。


息子が大学の夏休み中に京都を訪ねると言っていたので、現地で合流して食事でもしようかと考えていたが、ちょいとした理由で計画が流れた。


そんじゃまあ近場でメシでも喰いに行くかという話になり、何がいいかを息子に尋ねると「焼肉」とのこと。


普段は外で焼肉を食べることがほとんどないので、どこの店にしようか検索すべくスマホに手を伸ばして、 ふとある店のことが頭に浮かぶ。


その店は西武拝島線の東大和市にあり、「孤独のグルメ」に登場していたのを観て何となく記憶に残っていた。


調べてみると、2020年に閉店との情報が上がっている。


「孤独のグルメ」は繰り返し再放送されており、何度か観ているうちにいつ頃撮影されたのか意識しなくなっている回も多いので、5年も前に閉店していることに驚いた。


同番組では焼肉をはじめホルモン、すき焼き、ジンギスカンなど肉系の回も多く、肉があまり食べられない自分にはあまり縁がないと思いながら観ることも少なくない。


そんな中、東大和市の店が記憶に残っていたのは、アットホームな雰囲気を伝える演出や豊富なメニューに魅力を感じたからかも知れない。


閉店してしまったものは仕方ないので、近場で探すといくつもの店舗が出てくるものの、夜のみ営業の店が多い。


起床の遅い息子のランチタイムに当たる14時ごろに照準を合わせて探すと、八王子市内で気になっていた焼肉屋が土日はランチ~夜の通し営業となっているが、猛暑日になるとの天気予報も加味して、炎天下を歩かなくて済む駅ビル内の「焼肉トラジ」を予約した。


店を訪れると、予約サイトで「半個室」と表記されていたテーブル席に案内され、おしぼりで手を拭いながらメニューに目を通す。


最初はホームページで見た「特選黒毛和牛トラジ盛」と「赤身4種盛」あたりを頼んでおいて、あとは単品でいくつか、と考えており予算は2人で2万円。


と、「ランチメニュー」の文字が目に入り、よく見ると数種類の肉と小鉢、ライスとスープがセットになった「トラジ御膳」を、税込み1人前3900円で食べることができる。


日曜日の14時過ぎにもかかわらず、ランチメニューを頼むことができるなら乗らない手はない。


単品でイロイロ頼みながらアルコールを楽しむのが焼肉屋での酒呑みの正しい過ごし方かも知れないが、息子は酒を吞まないし、私にしても明るいうちから呑り過ぎると食後の炎天下でバテる恐れがあるので、軽く呑みながら普通にメシを喰うことにした。


私は生グレープフルーツサワー、息子はジンジャーエールで乾杯して肉を焼く。

写真は1人前だが、私は食べきれないので息子に半分譲って、小鉢のナムルやキムチ、しぐれ煮などをアテに2杯目のハイボールを楽しむ。

モリモリ肉とメシをかき込む息子を見ながら一杯やるのはいいもので、トングで網の上の肉を返しては焼け具合を確かめ息子の皿に並べる時間も楽しい。

ハイボールのグラスが空になる頃には肉がなくなり、息子に追加注文を促すとメニューに目を通してから「いや、もういいや」とのことで、サービスに付く食後のミルクアイスで口直しをしてお会計。

予算の半額で満腹、ほろ酔いになり、足取り軽く駅ビルを出て八王子駅周辺を歩く。

西放射線ユーロードの駅近くにある「都まんじゅう」の製造マシンが今日も元気に回っているのをガラス越しに確かめてから、近くの「布屋パン」の前を通る。
大正10年創業、100年以上の歴史に幕を閉じることになったのは残念だなぁ、と思いながらもパンを買い求めた記憶がなく申し訳ない気持ちになる。

その後、立川に移動してから買い物やカラオケで夏の1日を夜まで楽しんだ。