【207】陣馬の緑に癒される | 酔いどれパパのブログ

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「お風呂」と「酒」と「路線バス」に関する駄文を書き連ねております。

過日、息子といつもの近場ライド。


八王子の市街地を抜けて、田植えの終わった水田を眺めながら陣馬街道を進む。

爽やかな空気に包まれた山あいの緑の中を走っていると、後ろにピタリとついている息子の「あ~、気持ちいいなぁ~」の声が聞こえてくる。

混雑した中央快速線で都心の大学に通う日々を過ごしている息子が、陣馬の緑に癒されている様子を嬉しく思っていると、「夕やけ小やけふれあいの里」に到着。

いつもなら、私の脚力に合わせてこのあたりでハンドルを返して来た道を戻るところだが、今日はまだ私の足が残っているので、もう少し先を目指すことにする。

ふれあいの里から10分ほど緩やかな坂を登り、浅川上流端で深呼吸。
単独ライドでよく訪れる小仏では、八王子市役所付近で浅川に合流する南浅川の上流端を折り返し地点にすることが多く、前回の親子ライドでもひと息ついた。

浅川上流端から少し進んだ陣馬高原下バス停付近で、道は和田峠・陣馬山方面と明王・底沢峠方面の二手に分かれる。
右折して和田峠方面を目指すと、すぐに勾配がキツくなり途端に息が上がる。
息子を先に行かせて、こちらはギアを最軽段に落とし、歩くような速度でひと漕ぎずつ進む。
あっという間に視界から消えた息子がどこまで登って行ったのかは分からないが、父ちゃんはバス停から和田峠までの距離を3分の1ほど進んだ地点でギブアップ。

高校時代は今の2倍近い重量の自転車で和田峠を越えることができたのにやっぱりヤキが回ったなぁ、と思いながら滝の流れを眺めつつ水分補給をしていると、ザ・森林浴のヒーリング効果が得られ、自宅からチャリを1時間ほど漕ぐだけでこれだけの大自然を味わうことのできる八王子の懐の深さを改めて実感。
ボンヤリしていると、ピーク付近まで行ってきたらしい息子がチェーンの音とともに現れたので、そのまま合流して街まで降りた。