過日、息子といつもの近場ライド。
八王子の市街地を抜けて、田植えの終わった水田を眺めながら陣馬街道を進む。
爽やかな空気に包まれた山あいの緑の中を走っていると、後ろにピタリとついている息子の「あ~、気持ちいいなぁ~」の声が聞こえてくる。
混雑した中央快速線で都心の大学に通う日々を過ごしている息子が、陣馬の緑に癒されている様子を嬉しく思っていると、「夕やけ小やけふれあいの里」に到着。
いつもなら、私の脚力に合わせてこのあたりでハンドルを返して来た道を戻るところだが、今日はまだ私の足が残っているので、もう少し先を目指すことにする。
高校時代は今の2倍近い重量の自転車で和田峠を越えることができたのにやっぱりヤキが回ったなぁ、と思いながら滝の流れを眺めつつ水分補給をしていると、ザ・森林浴のヒーリング効果が得られ、自宅からチャリを1時間ほど漕ぐだけでこれだけの大自然を味わうことのできる八王子の懐の深さを改めて実感。

ボンヤリしていると、ピーク付近まで行ってきたらしい息子がチェーンの音とともに現れたので、そのまま合流して街まで降りた。




