今年は、夏日の日数が観測開始以来最多を更新した地点が多く、関東では秋の気配を感じる日が少ないまま立冬を迎えて、例年より早く木枯らし1号が吹き抜けたが、その分暖かな陽射しを浴びながら爽やかな空気を味わうことのできた日の喜びはひとしお。
私のロードバイク(ネスト)は約半年間放置していたので、前後輪ともエアが抜けており、ハンドルにはホコリが積もっている。
猛暑を理由に放っておいたネストに詫びながら濡れたウエスでハンドルやフレームを拭き、息子にタイヤのエアを込めてもらう。
準備が整い、午後の陣馬街道を走るが半年のブランクは思いのほか大きく、少しの勾配でも速力が落ち息が上がる。
しかも大した距離を走ってないのに、これまで経験のない肘や内股の痛みを覚える。
怠惰と加齢を痛感し心折れそうになるが、緑の中を走る爽快感にそうした雑念が吹き飛ぶ。
北浅川に沿って走っていると、釣り堀の営業終了を知らせる鐘の音が聞こえ、夕暮れが近いことに焦りを感じてペダルを踏む足に力を込めるが、大して速度は上がらない。
陣馬高原下からハイカーを満載して降りてきた臨時バスとすれ違うと、日が傾きはじめた「夕やけ小やけふれあいの里」到着。
左が息子用、右が息子からのお下がりケッタマシーン。
もう少し奥まで走りたい気持ちもあったが、山あいは日が翳ると急速に寒くなるので今日のところは引き返すことにする。
帰りは下り勾配に加えて追い風となり、陣馬街道と美山街道の交わる川原宿交差点までの所要時間は行きに比べ大幅短縮。
そのまま八王子市役所付近まで走ると、息子がトイレに行きたいというので、西八王子駅に近い八王子市立中央図書館に立ち寄り小休止。
トイレのあとに2階で自転車関連の雑誌に目を通してから表に出ると、もう真っ暗。
ヘッドライトとテールランプの点灯状態を再確認してから家路に就き、この日のライドは終了。
翌日、午前と午後のヤボ用の合間に2時間ほど時間ができたので、南浅川沿いを上流に向かって多摩御陵(武蔵陵墓地)までの超ショートライド。