浅茅生とホンモロコで一杯 | 酔いどれパパのブログ

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「お風呂」と「酒」と「路線バス」に関する駄文を書き連ねております。

(前ページからのつづき)


京都わらじ亭で心満たされた夜を過ごした翌朝、京阪と近鉄が共同で実施している「酒蔵巡りスタンプラリー」の冊子を手に浜大津の琵琶湖畔に立って深呼吸。


スタンプラリーは、 滋賀県、京都府、奈良県、大阪府にある両線沿線の酒蔵を対象に各府県ひとつずつ、合計で最大3つのスタンプを集めるもので、滋賀県は浜大津の「平井商店」が唯一の対象蔵になっている。

琵琶湖を背に京津線の走る滋賀県道558号高島大津線を5分ほど歩くと、道路の両側に商店街の入り口が見えてくる。

左側の「ひき山ストリート 丸屋町」のアーケードに入り、2~3分歩くと「万治元年創業」と書かれた立派な銘板を掲げた平井商店さんに到着。

すでに営業開始の10時を回っているが店内に人の気配はなく、開店準備の様子も感じられない。

スタンプラリーの冊子には【定休日 不定休】とあるので、今日はお休みなのかも知れない。
こちらは、「浅茅生(あさじお)」をメインに醸されている酒蔵さんで、スタンプラリーの冊子で紹介されている「浅茅生 特別純米 滋賀渡船六号」を入手しようと考えていたが休みならば仕方ない。

実は前夜に京都から京津線で浜大津に戻ったあと、駅前の居酒屋で琵琶湖の固有種ホンモロコや滋賀県名産の日野菜の漬物をアテに浅茅生の熱燗を味わい満足していた。
駅前の居酒屋「御蔵(おくら)」さんは、前回浜大津に来た時にはなかったと記憶しているが、滋賀県の日本酒を幅広くカバーしており、看板に大書きされた「滋賀の地酒」の脇にそれらの銘柄が記されていて、前日浜大津に到着した時からロックオンしていた。
客席に置かれたオーダー用のタブレットにはそれぞれの酒のスペックが酒瓶ラベルの写真に添えられており、浅茅生では常温のほか、熱燗やぬる燗もタッチで選べるのが嬉しい。

さらに全国旅行支援と滋賀県の地域クーポンが使えるのが旅人にはありがたい。



そんな前夜の浅茅生の味を思い出しながら、店舗の上辺とアーケードの隙間にチラリと見えるレンガの煙突を眺めて酒蔵の雰囲気を感じ、平井商店さんを後にした。
(つづく)