GSE | 酔いどれパパのブログ

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「お風呂」と「酒」と「路線バス」に関する駄文を書き連ねております。

過日、箱根湯本に日帰り散歩。


すでに夏休みが終わっており、土曜日も月曜日も授業のある長男とは必然的に日曜日の日帰り旅になるので、箱根に行くなら朝早く出ていわゆるゴールデンコースの1周ルートを軸に考えたが、眠い盛りの長男が起きたのは朝10時少し前。


学休日は体を休めることが優先なので早起きは求めないが、10時半過ぎに地元駅を出て18時頃に戻るとなると、湯本に行って帰るだけになりそう。


それでも久々の週末晴天に背中を押されるように地元駅を出て、町田でJRから小田急に乗り換え、隣の相模大野から特急ロマンスカーGSEに初乗車。

 初代ロマンスカーのSEからNSE、LSE、HISE、RSE、EXE、MSEまで歴代のロマンスカーにそれぞれ複数回乗ってきたが、GSEの車内意匠は明らかに一線を画しており、座った時に車内空間から受ける感覚はこれまでのロマンスカーにはない独特の雰囲気。開放的過ぎず、独自の世界観を押し付けることのない落ち着いた車内は、客の態度をノーブルにさせる効果がありそうだが、そこは休日とあって家族連れが多く、走り回る子供たちの賑やかな声が車内に響く。

網棚がないことも空間を広く見せる大きな要素になっているのだろうが、荷物の多い観光客が床にそれらを置くことに抵抗感を抱かないか、コロナ禍の今、気にならなくもない。

気になるついでに加えると、これは他のロマンスカーにも言えることだが、テーブルが前席背面に備えられたシートバックタイプではなく、自席の肘掛けに内蔵されているインアームタイプなので、デパ地下や旅先で購った品々を車内で味わうには面積が狭い。先日乗ったMSEではメンテナンスの関係か、引き出したインアームテーブルが水平にならず缶ビールに手を添え続けねばならなかったのは残念だった。席を向かい合わせにした時にも使える利点があるインアームテーブルだが、座席の転換使用が禁止されているコロナ禍では、その利点が生かされない。欲を言えばシートバックテーブルとの並置を望むが、コストやメンテナンスの面から難しいのだろう。

そんな車内インプレッションを頭にメモりながら先月MSEで味わったばかりの道のりを辿り小田原に到着。小休止ののち、箱根登山電車線内に入り登り勾配をゆっくり進んで箱根湯本に着いた。
(つづく)