V8エンジンで環7 | 酔いどれパパのブログ

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「お風呂」と「酒」と「路線バス」に関する駄文を書き連ねております。

先日訪れた会津では様々な日本酒と出会うことができたが、東京に戻り、もう一度味を確かめてみたいと思ったのが、会津若松の居酒屋さんでいただいた「一道(みちひとつ)」なるお酒。


ボトルに貼られたラベルを見れば、酒蔵やスペックを知ることができるが、いただいた時は板場で「もっきり」に注がれた状態から供されたので見ることができず。


店員さんに会津のお酒ですよね、と尋ねたが「そうそう」と返ってくるだけで、忙しそうなこともあって、それ以上の情報は得られず。


ネットで調べれば簡単に正体が判明するだけでなく、そのままポチッと注文できるのは日本酒も例外でないはずだが、「一道」についての情報は極めて少ない。


南会津にある開当男山の商品であるとする書き込みを見かけ、それらしい気もするが開当男山酒造のホームページの商品紹介サイトに「一道」はない。


そこで、「一道 画像」で検索すると、筆書き風ラベルの画像が出てきて、アップ元を調べると板橋区の酒販店さんだったので、早速買い求めるべく某週末の朝、中央線に乗り込んだ。


お店に行く前にひと風呂浴びようと、週末は朝から営業している小杉湯に向かうべく高円寺で下車。


と、駅前ロータリーにこのバスが。

国際興業バスのいすゞエルガで、2005年式のV8エンジン搭載車。

同年代に投入されV8エンジンを持つ国際興業バスの通称5000番台は、この5029号車を含めて2月中旬現在で5台の活躍を現物確認しているが、高円寺駅前で見かけるのは久しぶり。


そこで、 風呂は後回しにして登場17年目を迎えるこのベテランバスに乗って沿線の銭湯に入り、バスを乗り継いで板橋区入りすることにした。


酒販店の開店した頃合いなので、念のため電話で「一道」の在庫を確認すると、ありますけど「いちどう」です、とのこと。


「みちひとつ」ではなく、山形県の酒とのことだから、会津若松で呑んだものとは明らかに別種だが、これも何かの縁。乗りかかった船ならぬ呑みかかった酒だと思い直し、「いちどう」を求めに、バス、風呂、酒のトレッキングを続行することにした。


杉並区から板橋区に数台を乗り継ぐなら、「都内一日乗り継ぎ乗車券」を購入すれば都内の国際興業バスが500円で乗り放題だなぁ、と思いつつバス停でドアを開くのを待ちながらスマホで確かめると、「2021年4月25日で販売を終了しました」との告知。


代わりに、Suicaなどの交通系ICカードに情報を載せて使用するIC一日乗車券が700円で用意されているが、4回乗らないと元が取れない。


迷うところだが、風呂と酒に加えてバスウォッチも含めて乗車回数を増やすことにして、乗車時にIC一日乗車券の情報を入力してもらい、最後部のエンジンサウンド砂かぶり席に着座。


10人ほどを乗せた5029号車は、赤羽駅を目指して車の少ない環7を快調に進んだ。

(つづく)