
写真のクルマは、2018年10月に岡山駅前で撮影した岡電バス(岡山電気軌道)の「夢二黒の助バス」。岡山駅と後楽園・夢二郷土美術館を直通で結ぶシャトルバスとして、この年の3月に活躍を始めた。
黒の助とは、画家の竹久夢二の愛猫の名前で、岡電が属する両備ホールディングスのグループキャラクターとも言える猫をバスのコンセプトの中心に据えており、前頭部の猫耳やボディーのイラストに留まらず、停車ボタンを押すと「ニャー」と音が鳴り、運転席後ろの電光掲示板に「つぎ・とまるにゃ~」と記されるなど、猫好きな方々からは絶賛を得られそうな仕様となっている。
そんな夢二黒の助バスだが、現在は新型コロナの影響で運休中。

こちらも同じ日に岡山駅前で撮影した宇野自動車の岡山後楽園バス。岡山駅前と県立美術館・後楽園を結ぶために投入された日野ブルーリボンKVワンステップだが、シックな濃緑色のボディーと宇野自動車標準仕様とも言える前頭部に並ぶマーカーランプの組み合わせが独特。残念ながら、こちらも現在運休中。
岡山周辺には、このほかにも個性的なバスが運行されているので、コロナ終息の折には「晴れの国」岡山を訪れ、さまざまなバスの魅力を味わいたい。