23-24ドイツ・ブンデスリーガプレーオフ1stレグは、一部のボーフムがデュッセルドルフに0-3で敗れるという結果に終わった。プレーオフは過去のシーズンを見ると圧倒的に一部のチームの勝率が高い。08-09シーズンでプレーオフを再導入してから、二部のチームが勝ったのは3回だけ。

デュッセルドルフは大きなアドバンテージを得てホームでの2ndレグを迎える。

 

ボーフム目線で第二戦の展望を。

まずこの大事な時期にチーム内にゴタゴタがあるのは残念だ。GKリーマンの欠場は精神面でもダメージが大きいだろう。一枚岩の団結力をこの短期間で取り戻せるかが大きなカギとなる。こんな時に求められるのはキャプテンのリーダーシップ。その役割を担うMFロジアはボーフムに所属して10年の大ベテラン。プレーは無骨。ファイタータイプ。この苦境からチームを救いあげると信じたい。

 

 

3点のビハインドを背負ったボーフムに望むのは11浅野拓磨と22アントビ・アジェイの同時起用。1stレグを観るに、期待が持てるのはこの2人だ。22アントヴィ・アジェイはスピード、決定力、ロングスローで違いを生み出せる。

第34節のVSブレーメンでゴールを決めたのも彼だ。3点差をひっくり返すにはアントヴィ・アジェイを先発で使うしかない。

 

 

守備面では、デュッセルドルフのギリシャ人プレーヤー、7ツォリスは厄介な選手だ。コーナーキックから右足で直接ゴールを狙うキックの質の高さ!あんなに恐いキックを蹴る選手はなかなかいない。結果としてデュッセルドルフの3得点はすべてツォリスから生まれている。

大事なのは安易にセットプレーを与えないこと。そして彼を守備に走らせたい。ツォリスは左FWだから、右サイドバックのパスラックが攻撃に回る時間が増えればツォリスは疲弊するだろう。右サイドバックにパスラックではなく、推進力のあるガンボアを起用するのもアリだと思う。

 

 

田中碧。1stレグのプレーは出色だった。

彼のプレーは見ていて楽しい。苦しい姿勢からでも相手の圧を利用して入れ替わるプレーがあんなに巧みだとは。田中碧がチームに安定をもたらしている。

 

2ndレグはボーフムに意地を見せて欲しい。