23-24ドイツ・ブンデスリーガ第34節

ヴォルフスブルクVSマインツ。

第21終了時で勝ち点12で降格圏に沈んでいたマインツ。ヘンリクセン監督の就任をきっかけにV字回復。冬の移籍で加入したMFアミリの活躍もあって、第34節(最終節)を15位で迎えた。ヴォルフスブルクとのアウェーゲームに勝利すれば文句なしの残留決定。引き分けでも99%残留が決まるという状況。

 

18分にヴォルフスブルクが先制し、1-0とするが

ヘンリクセン・マインツは決して下を向かない。メンタリティが違う!!

24分、MFアミリが攻撃に出ようとする選手にフタをする形でストップすると、挟み込んでボールを奪ったのはFWのブルカート。この間、アミリは素早く攻撃に切り替え前線に上がっていく。ブルカートは前を向いてボールを中央へ運ぶと、上がっていたアミリへ。アミリが絶妙なワンタッチパスをグルダに供給。この期待の新星レフティ・グルダは華麗なターンで、得意の左足にボールを持ってくると、左足一閃。ヴォルフスブルクのネットを揺らしすぐに同点に追いつく。

 

この、奪った瞬間にスイッチの入る感じがたまらない!!

 

前半は1-1で終了。

後半、流れのよくないヴォルフスブルクは39ヴィマーを投入するがマインツの堅い守備を崩せない。ラクロワからヴィマーへの美しいロングパスにも、マインツ守備陣が素早いアプローチで対応。ヴィマーがDFラインの裏をとれば、裏をとれば・・・そう守護神ゼントナーの出番だ!!

マインツの守備は本当に一人一人のボールへの寄せが速い!!

 

 

そして迎えた71分。

右サイド。ゴールからはやや遠い位置で得たFK。キッカーはもちろんNO18、アミリだ。小刻みなステップから右足でゴール前へ。DFラインとGKの間に落ちる絶妙なボール。これに合わせたのは、ファン・デン・ベルク。ヘッドで合わせる。一度はヴォルフスブルクGKのカステールスが防ぐが、こぼれ球をファン・デン・ベルクが自ら左足で決める。

これでヴォルフスブルク2-1マインツ。マインツが勝ち越し。

 

 

84分には右サイド、カシのタテへのロングボールに抜け出したグルダ。右サイドを駆けあがると、ゴールライン付近まで行き、倒れこみながら右足のクロス。中央にいたブルカート。自分よりやや後ろに来たボールだが、体を横たえてヘッドで強引にゴール方向へ。コースは甘かったが、GKカステールスのキャッチがうまくゆかずゴールに吸い込まれる。これでヴォルフスブルク1-3マインツ。

 

 

試合はこのまま終了し、マインツが見事な戦いで残留を決めた。自動降格はダルムシュタットとケルン、入れ替えプレーオフはボーフムVSデュッセルドルフ。