ドイツ・ブンデスリーガ第34節、ウニオン・ベルリンVSフライブルク。この試合はウニオン・ベルリンが劇的な勝利をおさめ、フライブルクの立場からするとシュトライヒ監督の最終戦を飾れなかった、悔しい結果だったと言える。

 

そのフライブルクで目を引いたのはCBのマケンゴ。この選手は2001年8月生まれ。22歳のフランス人。191cmと大柄な左利きの選手だ。これまでは不動の左SBギュンターのバックアップという位置づけだった。しかしこの最終戦はカイテルとコンビを組んで左CBで出場。ちなみにカイテルも本職はボランチであってCBの選手ではない。

 

まずはリーチの長さ。

おそらく攻撃の選手は取られる事を想定していないような運び方をしたときに、スッと足が伸びてボールを刈る。しかもそれをちゃんと味方のいる位置につなげる。

9分はこのマケンゴのボール奪取からグリフォにつながり堂安律を経て、最後はエッゲンシュタインのシュートまでいった。その起点はマケンゴのリーチの長さだ。

 

 

スピード、シュートブロックの技術

82分のプレーも圧巻だった。

ウニオン・ベルリンのライドゥニが運び、PA内へ決定的なパスを通し、ホラーバッハがPA内左ハーフスペース、ゴールに近い位置でのシュート場面。すさまじいすスピードで戻ってカバーに入ったのはマケンゴ。最後の最後で体をはってシュートブロック。DF冥利に尽きるプレー!!

アプローチに無駄がない、本当に。

 

 

85分の堂安律のゴールもマケンゴの守備から(ファールっぽかったが・・・)

 

 

こういう選手を発見できるのもドイツ・ブンデスリーガを観る楽しみの一つ!24-25シーズンはリーンハルト、ギンターの壁を崩せるかな!?