「水酸化ナトリウム水溶液の作り方」で検索したら、埼玉大学のホームページがヒットしました。
色々な数値を入れていくと中々面白いです。
http://www.saitama-u.ac.jp/ashida/calcgrap/apadj002.html
水の体積は温度で変化するのはもちろん、物質を溶解したり、ある物質を溶解している水溶液を水で希釈することによっても変化します。
つまり、体積の関係は1+1=2ではないんですね。
例えば、15gの水酸化ナトリウムを1000 mLの純水に溶解すると、その体積は1000 mLとなります。
更に、90.0gを純水1000 mLに溶解する場合にも、その体積は1000 mLとなってしまいます。
上記のサイトで計算してみると・・・
水酸化ナトリウムを加えていくと水(水溶液)の体積は最初増加した後、また減少し、更に加えると体積が増加していくことがわかりました。水酸化ナトリウムに水分子が水和することによってこのような現象が起こるのかなあ。不思議です。ミラクルです!
純水1000 mLにNaOHを溶かしたときの水溶液の体積 (20℃)
NaOH(g) | 水溶液の体積(mL) |
0 | 1000 |
1 | 1000 |
5 | 1000 |
10 | 1001 |
11 | 1001 |
12 | 1000 |
15 | 1000 |
18 | 999.9 |
20 | 999.7 |
30 | 999.2 |
40 | 998.9 |
50 | 998.9 |
60 | 999 |
70 | 999.3 |
80 | 999.7 |
90 | 1000 |
100 | 1001 |
150 | 1007 |
200 | 1015 |
400 | 1067 |
もしかしたら、NaOH 90gを純水1000mLに溶解したときと、NaOH 90gを1000mLのメスフラスコにとり、溶かしながら水を加えて1000mLとしたときとで、密度が変わってしまうことも有り得るかもしれない。