高校3年生の長男が3才の頃に、ノジマ電気でTC-K222ESJというソニーのエントリークラスのカセットデッキを新品購入した。
目的はカーステレオ用のテープを作るためだ。
でも、高域が伸びず、詰まった感じの音でがっかりした。
自称「オーディオマニア」の私が何故そんなデッキを買ったかというと、
当時はナカミチのドラゴンを使っていたのですが、車のカセットデッキとアジマスが合っておらず、車でカセットテープを聴くAM放送のようだったんです。
ミュージックテープを再生するとOKなので、明らかにドラゴンの録音ヘッドのアジマスがずれていたのです。
ドラゴンの購入時からアジマスずれはわかっていて、購入直後にお店に文句を言ったら、ナカミチの製品は管理がしっかりされており、あなたが使っている別のデッキが悪いと言われたことがあった。
そのドラゴンも高域の伸びはいまひとつだった。
2000年に片側からノイズが入るようになり、修理時についでにヘッドを交換してもらった。既に本社にヘッドは無く、探してもらった記憶がある。そんなに使っていなかったので、今考えればもらっておけば良かったかもしれない。
ヘッドを交換して調整されたドラゴンは、ばっちり良い音を奏でてくれた。
でも、それ以来使っていない。
さて、TC-K222ESJに話を戻すが、新品購入した物はドルビーSで録音すると綺麗に高域まで伸びた音であったが、ドルビーオフ、ドルビーB、ドルビーCは全てダメダメ君でした。
この10年間にTC-K222ESJを10台ぐらいジャンクで購入したが、7割りぐらいはどんな条件でも高域まで伸びた音でした。
やはり、カセットデッキには当たり外れが存在する。
ビクターのTD-V931も、その音を絶唱する方もいれば、「面白みのない普通の音だ」と言う方もいます。
この機種は現在7台保有していますが、それぞれ音が違います。中にはもの凄く良い音のものもあります。
まあ全部中古品(ジャンク)だから仕方がないのですが。
15台ぐらい買って、音の伸びの悪いものも何台かありました。
ヘッドが減っているわけではありません。
ヘッドの当たり外れ=カセットデッキの当たり外れ
という関係かもしれません。