これまでのブログを読んでいただいている方には分かる話だと思いますが、

夫は、現在「胆管ガン」の可能性がある身です。

医者からは、ガンである可能性は40%と言われています。

 

最初は、身体に黄疸が出て目の白い部分や身体が黄色くなって、

尿の色も赤に近いエンジ色になっていました。

 

それは胆汁が流れる管が詰まってしまい、胆汁が流れていかないために

起こる反応だったのです。

 

病院で検査を受けてもハッキリした病気が判明しないため、

応急処置として胆管に人口の管を着けて胆汁が流れるようにしました。

 

しかし、この処置だと3~4ヶ月位経つとまた胆管が詰まってきて、

また身体に黄疸症状が出るので、そのたびに新しい管と交換することになります。

 

それではキリがないのと、そもそも何が原因なのかを解明しないといけないので、

ありとあらゆる検査を受けました。

 

そしてまだ断言はできないものの、どうやら胆管ガンの可能性があると

いうのです。

 

手術で身体を開けてみればガンであるかどうかが分かるのですが、

分からない内は病院側も手術に踏み込めなかったと思います。

 

しかし40%の可能性があるところまでは突き止めているので、手術をしてみて

ガンであれば抗がん剤治療、ガンでなければもう管を交換しなくてもいいように

肝臓や膵臓など3ヶ所に今ある管を着ける手術をしようと提案されました。

 

その手術が3ヶ所を1回でやるので、7時間にも及ぶ大手術になるというのです。

大きな手術になるので、術後もしばらくは下痢が酷くなったり他にも

いろいろな症状があったりと、かなり辛い副反応が出るらしいとのこと。

 

どうやら夫はそれが怖いらしいのです。

大きな手術になるので、もう今までのような健康な体には戻れません。

 

それはまだ分かるのですが、夫が手術を受けたくない理由には

前回のブログにも書きましたが、「生きる糧」が見いだせないということと、

莫大な医療費が掛かるということにあります。

 

コロナの陽性反応が出て入院が来月に延びたせいで、来月にまた

今月やった検査をもう1度受けることになるのです。

 

収入のない状態で、日々の食費さえも節約して生活している状況なのに、

余計な治療にお金が出て行ってしまうことにも、納得いかないといいます。

 

「余計な治療」とは私は思いませんが、夫にしてみたらそのように

感じるようです。

 

それと担当医の、自分に対する対応が希薄であることも気に入らないと

いいます。

 

夫だけで受診したとき、外科の先生から受けた話と付き添いで私が

一緒に受診したときでは先生の話が違うというのです。

 

夫「俺に話したときはそんなこと言ってなかったじゃないかと思った」と。

具体的には、夫が聞いたときは「こういう手術をするだけですよ」みたいな

それほど大変じゃないような言い方だったようです。

 

ところが私が聞いたときは、前述したように肝臓や膵臓など3ヶ所から管を

着ける大手術をするというので、どうも夫だけ受診したときは

そこまでの説明はなかったのでしょう。

 

しかしそれだけで自分に対する対応が希薄というのは、少々へそ曲げすぎな

気がします。

 

夫は「そんないい加減な対応する医者に、自分の身体切り刻まれたくない」

とまで言うのです。

 

夫「違う病院でそこでなら同じような手術を受けられるらしいから、

病院を変えようかと思う」と言います。

 

とにかく私は、「もしガンだった場合はそうこうしている間にガンが進行

してしまうから、病院はどこでもいいから納得のいくところで受けて

欲しい」と言いました。

 

私「とにかく家族がいるんだから、手術受けなかったら死ぬのを待ってる

みたいだし、私たちのためにも生きてほしい。だから、手術は受けて

ほしい」と伝えたのです。

 

「生きる希もお金もないからと、勝手に自分だけ死んでいなくなるのは、

残された私たちは大変だし、ちょっとどうなのかなと思う」とも

話しました。

 

それには、引きこもり中の息子のこともあります。

今は息子も恐らく引きこもりになった直接の原因は、

職場での人間関係や激務などが関係していると思うのです。

 

つまり、現在「挫折中」の身だと思っています。

 

普段の息子の様子からは何も分かりませんが、もしかしたらまだ

自暴自棄になっていたり、今後の自身の身の振り方も明確にできない

ジレンマもあるかもしれません。

 

それが今のような「入浴しない」とか「万引き」などに、

繋がっているのではと推測しています。

 

であれば、今のその状況で父親がいなくなったら、今の息子なら

恐らく葬式にも出ないのではと思うし、出ても急に笑い出したりと

おかしな行動が出る気がするのです。

 

しかし、時間が経って引きこもりを脱出することができたときに、

父親がいない寂しさや辛さを今さらながらに痛感し、当時の

自分がどうかしていたことに腹も立つかもしれません。

 

そうなったら、例え引きこもりが改善してもまた別の形で自暴自棄に

陥り、今度は本当に予測もつかない犯罪に手を染めてしまうかも

しれないとも思ってしまいます。

 

飛躍しすぎな、オーバーな被害妄想でしょうか。

 

次回は、その後の夫・義母・息子そして私も含めて、何か新たな

問題?予定や情報などがあったらそれを書いて行こうと思います。