つぶがいない初めての日。


もうしなくていいんだと思ったこと。


朝、つぶのご飯の支度をしなくていいだ。

何か食べてくれるかなってドキドキすることもないんだ。

つぶのお昼のご飯と、食べられなかったとき用のヤギミルクやエネルギーちゅーるも用意しなくていいんだ。


昼、つぶにお昼を食べさせなくていいんだ。おパンツも変えなくていいんだ。


仕事帰り、立ち寄ったドラッグストアで、もうつぶが食べそうなものがないか探さなくていいんだ。


夜、つぶが寒くないように毛布をかけたり、窓を閉めたりしなくていいんだ。


つぶ中心で、常につぶのことを考えることが習慣になっていたようです。


もうしなくていいんだから、少し楽になったはずなのに、しなくていいことが寂しくてたまりません。