今日は辻月丹と所縁のあるスポットを散策。

四ツ谷駅を降りて麹町方面に歩くと麹町六丁目の信号の所が江戸時代の麹町九丁目。
この一角に、辻月丹の道場がありました。
ここから、多くの無外流継承者が生まれたんですね。


さらに皇居の方へ向かい歩いていると、半蔵門に出ます。ここが麹米一丁目になるのですが、杉田庄左衛門が辻月丹から学んだ居合で敵討ちを果たした場所です。

半蔵門のお堀端で本懐を遂げたと言われていますが、さすがに将軍家の目の前のお堀沿いで刃傷沙汰はなかったのでは無いでしょうか。

お堀の周辺は、今となっては高層ビルが立ち並びますが、当時は大名屋敷がありました。
もしかしたら、どこかの大名屋敷の道で仇を討ったのかもしれません。



次に訪れたのは、辻月丹が参禅したと麻布吸江寺。
吸江寺は現在、渋谷にありますが、辻月丹の時代は今の六本木ヒルズの側にあるローソンのあたりにあったと言われています。ちょうど、けやき坂を上がりきった所ですね。



最後は、辻家の菩提寺の如来寺へお参り。

参道に入ると、手入れが行き届き四季の美しさを感じられます。


本堂には大日如来を始め、五体の如来様が御本尊となっています。


本堂の裏手に辻家のお墓はあります。
ここに眠る人たちがいなければ、今の我々もなく、感謝の気持ちでしかありません。