号泣!「15歳の志願兵」 | 正風ぐぁんちゃんの「カラオケ・詩吟三昧!よかよか人生」

正風ぐぁんちゃんの「カラオケ・詩吟三昧!よかよか人生」

歌を歌うのが大好きで、ついには大会へ出るようになって10有余年
まだまだ、歌いたりないので、当分ご迷惑をお掛けします。
詩吟も習い始めました。生涯教育!!ボケ防止で頑張ります。
長崎で「新波印刷」を経営してます。

「15歳の志願兵」は、昭和3(1928)年に名古屋で生まれ、
愛知一中に在籍した当事者の故・江藤千秋さんが遺族の証言や
日記などの資料を基に書き上げた
手記「積乱雲の彼方に 愛知一中予科練総決起事件の記録」を
原案にしたドラマ。
昭和18(1943)年、海軍は航空兵不足を解消するため、
全国の(旧制)中学校に予科練習生を強制的に割り当てたが、
藤山正美(池松さん)が在籍する愛知一中では、
名門校を自負している生徒たちの反応は冷ややかだった。
志願者の少なさに焦った軍部は生徒への指導強化を命じ、
7月に700人の生徒が集まった同校の柔道場で
軍人や教師たちが「時局講演会」を開いた。
教師たちは「名門一中の生徒としてすすんで戦場に行くべきだ」と説き、

「上級学校の進学しか考えないのは利己主義だ」
「おれは勉強をやめる、火の玉になって太平洋を飛ぶ。皆も続け」
などの殉国論が大勢を占め、
「戦場へ出ることだけが唯一の報国の道か」という疑問の
少数意見はかき消された。生徒大会は異常な興奮に包まれ、
最後に「行く者は立て」の叫びに全員が立ち上がる。

「お国のために役に立ちたい」と使命感に目覚めた生徒たちは
熱狂の中で次々に志願を誓う。

父母らの一部からは疑念の声が出たが、
当時の新聞はこの事件を「快挙」と賛美した。

大政翼賛会が日本を席巻した当時
反対する声をあげれは「非国民」と罵倒され、村八分にされた時代。

近年、私たちもこれに近いものを体験した。
東アジアの関係を悪化させ
弱い者は淘汰されて当然とのたまい
自分のやりたい事しかしなかった某首相。
それを熱狂的に支持した国民。

これは一種の集団催眠だろう。

それと同じように当時の政治家や軍人も民衆を熱狂させ
日本を無謀な戦争へと突っ走らせ、
いかに戦局が泥沼化しようとも、
原爆を投下されるまで止めることができなかった。

話は戻るが、熱狂的な生徒会のあと
身体検査等があり、暫く頭を冷やす時間があったのだろう
結局、長男だからも含め家の事情で辞退する者や
勉強が出来るだけに視力に問題があり合格しなかった者も続出した。

番組ラストの戦死した友人の日記を読むシーンは号泣した。
主人公演じる池松壮亮の友人太賀の母を演じる夏川結衣の抑えた演技も素晴らしく
夏川「学問がないので、息子の気持ちを読み間違えるといけないので」と彼に言う
夏川「声に出して最後の日付の所を読んで欲しい」と頼んだ。
そこには友へ伝えられなかった息子の真実の想いが綴られていた。
夏川「私に学問があれば、息子は死なずにすんだんでしょうかねぇ?」の問いに
池松「学校は私達に死ねと教えました。学問が無かったのはこの国です」

涙が止めどなく流れ続けた。
15歳、今でいう中学3年生、
その頃に自分の生を見つめ、これからの夢を全て捨て去せ
そして死する事を決意させる。

私の15歳の時に、そこまでの気概・勇気があっただろうか?
見終わった後に、心にズンと重しがのしかかってきた。

たぶん再放送希望が続出だろう。